グラニフは2026年11月19日、京都・四条河原町に関西初の旗艦店「グラニフ京都」を開業する。原宿、福岡天神、札幌に続く全国4店舗目の旗艦店で、約142坪は関西の同社店舗で最大。地下1階から3.5階まで七つのスキップフロアを使い、衣料品や雑貨に加え、カフェとアミューズメントを初めて同時に併設する。

同社は2000年、下北沢のプリントTシャツ店から出発した。2021年には「デザインTシャツストア」の枠を超えるリブランドを実施し、衣料品の種類や雑貨を拡充。オリジナルキャラクターと、アニメやゲームなどのコラボレーションを通じ、好きなコンテンツを日常に取り入れる商品展開を進めてきた。京都店は、その世界観を買い物以外の時間にも広げる拠点と位置づけられる。

出店先は、藤井大丸本館の北西向かいにある「FUJII DAIMARU NORTH 3」。本館改装に伴い、藤井大丸が進める周辺街区の商業展開の一環だ。その舞台でグラニフは、フロアごとに異なるコンテンツを展開する。3階にカフェ、3.5階にアミューズメントを配置し、上階にも訪れる目的を用意した。階段で移動する構造に対し、飲食や遊びがどこまで店内回遊を促すかが注目点になる。

では、なぜ京都なのか。同社は2002年に新京極へ出店しており、創業期から接点のある街だ。一方、大阪にも心斎橋や梅田など複数の店舗を持つ。今回の出店は、関西で販売網を広げるだけでなく、既存店でブランドを知った顧客が、改めて訪れたくなる場所をつくる動きと読むことができる。

その訪問理由を具体化するのが京都限定の企画だ。「餃子の王将」と自社キャラクターを組み合わせた衣料品・雑貨を販売し、カフェでは京都の日本茶や抹茶スイーツのブランドと連携する。アミューズメントにも同店限定のプライズを用意。京都らしさを伝統的な意匠だけで表現せず、食や生活文化をキャラクターの世界観に取り込んでいる。

全国の店舗やオンラインで買える商品だけでは、旅行中に立ち寄る理由は生まれにくい。しかし、好きなキャラクターの限定品を探し、お茶を飲み、遊ぶ時間まで過ごせるなら、店そのものが旅程の一部になり得る。地元客にも、通常の買い物とは異なる休日の過ごし方を提示できる。

京都を選んだ決定的な理由や想定客層の構成は明らかにされていない。それでも、今回の店舗構成から見えるのは、街の通行量を売上に変えるだけではなく、ブランドの力で来店目的をつくろうとする方向性だ。グラニフ京都の試金石は、売場の大きさ以上に「京都に来たら、ここへ寄りたい」と思う人をどれだけ増やせるかにある。以下、同社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。

グラニフ京都 店舗概要

オープン日:2026年11月19日(木) AM10:00グランドオープン

住所:600-8004 京都府京都市下京区四条通寺町西入る奈良物町373 FUJII DAIMARU NORTH 3

アクセス:阪急京都本線「京都河原町駅」徒歩3分/京阪本線「祇園四条駅」徒歩7分/京都市営地下鉄烏丸線「四条駅」・阪急京都本線「烏丸駅」徒歩9分

営業時間:11:00〜20:00(3Fグラニフカフェ ラストオーダー19:30)

※11月19日のみ10:00オープン

FOR TENANT

商業施設への出店をお考えですか?

全国のショッピングセンター・商業施設への出店情報を無料で受け取れます。希望エリア・業態を登録するだけで、施設側からアプローチが届く仕組みです。

無料で出店希望を登録する →