都営新宿線3駅をつなぐFoodStyle、東大島店に見る城東ドミナントの輪郭
株式会社イオンフードスタイルは2026年8月28日、東京都江東区に「フードスタイル東大島店」をオープンする。1989年の開業から約37年間営業してきたダイエー東大島店を改装し、価値提案型スーパーマーケット「FoodStyle」へ転換するものだ。
FoodStyleは、鮮度・活気・楽しさ・安さを掲げ、2026年3月に誕生した新会社イオンフードスタイルが展開を進める新たな店舗モデルである。東大島店は都内8店舗目。売場面積は約569坪で、同ブランド初の大型店として7月に開業した約590坪の船堀店に近い規模となる。
今回の出店で注目したいのは、店舗単体の改装よりも、その配置だ。都営新宿線では、6月に大島駅近くのフードスタイル大島店、7月に船堀駅近くのフードスタイル船堀店が開業した。東大島店が加わることで、大島、東大島、船堀という連続する3駅にFoodStyleが並ぶ。
大島店は約453坪、東大島店は約569坪、船堀店は約590坪。それぞれ異なる規模と施設条件を持ちながら、住宅人口の厚い城東エリアを高密度で押さえる構成となる。FoodStyleの勝ち筋を検証し、地域シェアを面的に獲得する重点商圏が形成されつつあると考えられる。
東大島駅周辺には小型スーパーが複数あり、ライフ東砂店やヨークマート東砂店なども営業する。価格や利便性だけでは埋没しかねない競争環境のなか、東大島店が強化するのはベーカリーと惣菜である。
ピザやパニーニは生地の配合と製法から見直し、アップルパイやたい焼きサンドといった新たな名物商品も導入する。さらに、チョップドサラダ専門店「クリスプサラダワークス」と食品スーパーとして初めてコラボレーションし、限定サラダ5種類を先行販売する。U.S.M.Hグループ各社の惣菜も集め、単に品数を増やすのではなく、「ここで買いたい商品」を明確にする構成だ。
駅前の小型店が仕事帰りの補充需要を取り込むのに対し、169台の駐車場を備える東大島店は、生鮮食品から惣菜、ベーカリーまでをまとめて購入するファミリー層や共働き世帯を狙える。館全体にとっても、食品売場に来店目的となる商品を増やすことは、日常的な来館頻度を維持するうえで重要になる。
FoodStyleは新店舗を実験の場と位置づけ、成果を既存店へ水平展開する方針を掲げている。東大島店は船堀店で始まった大型店舗モデルの単純な複製ではない。惣菜とベーカリーをさらに進化させ、城東エリアで店舗同士を連携させながら、旧ダイエーの立地を新会社の競争力へ変える一手である。以下、画像及び店舗詳細をプレスリリースから引用。
概要
店 名 フードスタイル東大島店(イオン東大島1階)
開店日時 2026年8月28日(金)9時
所 在 地 東京都江東区大島7-38-30
店 長 櫻庭 孝(さくらば たかし)
営業時間 7:00~23:00
売場面積 約569坪
アクセス 都営地下鉄新宿線「東大島駅」大島口より徒歩5分
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