「大阪焼肉・ホルモン ふたご」を展開するFTG Companyは10月8日、東京都大田区西蒲田に「大阪餃子専門店 みえこ」を開く。「大阪餃子専門店 よしこ」を発起母体とする「おふくろ連盟」の第1号店だ。焼肉チェーンを育てた企業が、餃子文化の根付く蒲田で、店ごとに異なる名前を掲げる展開を始める。
同社の餃子事業は2021年に始まった。「よしこ」は創業者である李兄弟の母親の名前に由来する。今回の「みえこ」は、同ブランドのマネージャー宮川氏の母親の名前を冠したものだ。2026年8月に発足したおふくろ連盟は、加盟する人が自身の母親の名前で店を開くFCの仕組みを掲げる。今回の開業は、既存の餃子業態に、担い手ごとの物語を組み合わせる展開といえる。
この方式には、チェーン展開と個店性を両立させる可能性がある。共通の業態を基盤にしながら、店名にはそれぞれの家族の顔が浮かぶ。一方、名前が異なれば、別の街で利用した店と同じ系列だと伝わりにくい面もある。個店として覚えてもらうことと、チェーンとして信用を積み重ねること。その接点をどうつくるかが、今後の展開を左右する。
第1号店の舞台となる蒲田には、你好、歓迎、金春など、羽根付き餃子で知られる店が集まる。大田区の観光案内でも食べ比べが紹介され、餃子そのものが来街の目的になる街だ。新店にとっては餃子への関心を共有できる一方、既存店と比べられる環境でもある。
その中で「大阪餃子」を掲げることは、蒲田の餃子とは異なる選択肢を示す入口になる。ただし、地名や親孝行の物語だけで再来店が決まるわけではない。味、価格、接客、居心地を通じて、その店を選ぶ理由を日常の利用に結び付ける必要がある。
営業時間にも注目したい。みえこは18時に開店し、平日と土曜は翌4時、日曜・祝日は24時まで営業する。所在地は西蒲田7丁目の建物1階。夕食に加え、飲酒や遅い時間の食事を受け止める営業設計と読める。
餃子の街への出店であっても、競争相手は餃子専門店だけではない。夜の一軒目や二軒目として選ばれるには、周辺の居酒屋などとも利用目的が重なる。蒲田で問われるのは、名物を食べに来る客の関心を引きつつ、繰り返し通う客をつかめるかだ。多店舗運営の経験を持つFTGが、母の名を掲げた一店にどこまで個性を宿せるか。みえこの出店は、今後のおふくろ連盟が地域に定着する道筋を占うものになる。以下、同社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
【店舗情報】
店名:大阪餃子専門店 みえこ
住所:東京都大田区西蒲田7丁目29番7号1階
TEL: 03-6424-5925
営業時間:
平日、土曜:18:00-28:00(L.O.27:00)
日曜、祝日:18:00-24:00(L.O.23:30)
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