FASTNAIL、葛西駅前に新店舗　都内ドミナント戦略を背景に28店舗目

株式会社コンヴァノが展開するネイルサロンブランド「FASTNAIL」は、2026年1月25日、東京メトロ東西線・葛西駅前に新店舗「FASTNAIL 葛西駅前店」を開業する。これにより、同ブランドの店舗数は東京都内で28店舗、全国で68店舗となる。

FASTNAILは、短時間・定額・高品質を特徴とするネイルサロンとして、都市部を中心に出店を重ねてきた。今回の葛西駅前店は、駅から徒歩2分という立地条件を生かし、通勤・通学動線上での利用を想定した店舗配置となっている。江戸川区葛西エリアは、住宅地としての人口集積に加え、都心部へのアクセス性も高く、日常利用型サービスとの親和性が高いエリアである。

同社はこれまで、東京都内でのドミナント出店を継続的に進めてきた。自由が丘、恵比寿、荻窪など主要生活圏・乗換拠点周辺への集中出店を通じて、ブランド認知の浸透と運営効率の両立を図ってきた経緯がある。葛西駅前店の開業も、こうした都内ドミナント戦略の延長線上に位置付けられる。

FASTNAILの店舗は、明るく清潔感のある内装と、スピーディかつ均質な施術オペレーションを特徴としており、限られた時間の中で美容サービスを利用したい層の需要を捉えてきた。ネイルサロン市場においては、個人経営店からチェーン展開型まで多様な業態が混在しているが、同ブランドは価格と時間の明確化を軸に、日常利用型サービスとしてのポジションを確立している。

商業施設や駅前立地における美容サービスは、物販主体から体験・サービス消費へのシフトを象徴するテナントの一つである。FASTNAILのような高回転型・定額制モデルは、滞在時間の短い駅前区画や小規模区画との相性も良く、今後も同様の立地での出店が続く可能性がある。

葛西駅前店の開業は、生活動線上に組み込まれるサービス型テナントの需要が引き続き堅調であることを示す事例と言える。都市部におけるドミナント出店を進めるコンヴァノの動向は、商業施設・駅前商圏双方にとって、今後のテナント構成を考える上で参考となる。以下、画像と店舗概要を同社のプレスリリースから引用。

■店舗概要