名古屋に24時間営業の古着店舗誕生
今日の話のはじめは海外のトレンドの話から。今アメリカの若者の間で古着が人気となっているとのこと。その背景はインフレと商業施設の賃貸費用の低下が重なったことと、環境問題が意識されるようになって再利用やリサイクルを推奨するように意識の変化があったことにあります。消費マインドの変化としては昔のファッションや文化に憧れる若者たちが、ヴィンテージの古着を着用することで1点もので自分らしいスタイルを表現しようとする傾向もあります。同時にCtoCモデルのウェブサイトが活況で利用者を拡大しているという背景もあります。例えば
Depop(https://www.depop.com/)
世界中の個人が出品する古着やヴィンテージアイテムが購入できるオンラインマーケットプレイス。アイテムの状態や出品者の評価などが表示されているため、安心して取引を行うことが可能。SNSのような機能もあり、出品者や商品をフォローすることもできる。
Grailed(https://www.grailed.com/)
男性向けの高級古着やストリートウェアが購入できるオンラインショップ。アイテムの状態や出品者の評価、過去の取引履歴などが表示されているため、安心して取引を行うことができる。また、ファッションに関するコンテンツも充実している。
Poshmark(https://poshmark.com/)
アメリカを中心に、女性向けの古着やファッションアイテムが購入できるオンラインマーケットプレイスです。アイテムの状態や出品者の評価、過去の取引履歴などが表示されているため、安心して取引を行うことができます。また、コミュニティ機能が充実しており、ファッションに関する情報交換がで可能。
もちろんリアルなビジネスでも古着は人気で現在アメリカで他店舗を進めている古着店舗といえば、以下のようなものがある。
Goodwill: アメリカ全土に3200店舗以上を展開する非営利団体。寄付された衣類や商品を販売し、その収益を社会福祉活動に充てる。商品の価格帯は比較的低めで、古着から家具まで様々な商品が揃う。
Salvation Army: アメリカ全土に1400店舗以上を展開する慈善団体。寄付された衣類や商品を販売し、その収益を社会福祉活動に充てる。Goodwillと同様に商品の価格帯は比較的低め。
Buffalo Exchange: アメリカやカナダに50店舗以上を展開するチェーンストア。古着やアクセサリー、鞄などを販売する。店舗ごとにセレクトされた商品が揃い、一部の商品は高額で取引されることもある。
Crossroads Trading Co.: アメリカ西海岸を中心に50店舗以上を展開するチェーンストア。古着やアクセサリー、鞄などを販売する。高級ブランド品から一般的なブランド品まで取り扱い、価格帯も様々。
Wasteland: アメリカ西海岸に3店舗を展開するブティック。古着やヴィンテージアイテム、高級ブランド品を販売する。商品の価格帯は高めで、高級ブランド品などが多く揃う。
Beacon’s Closet: ニューヨークに4店舗を展開する古着店。トレンドを取り入れたセレクトされた商品が揃い、若い世代を中心に人気がある。価格帯は比較的低め。
日本の古着店舗はどうかというと最近再度注目されているのが倉庫型の古着店舗、3peaceや古着屋ビリーなど。数十年前人気だった業態だったが今また人気になってきています。他方で今回ご紹介するのは24時間利用可能な無人販売店の古着業態が名古屋市でオープンしたというニュース。店舗名称は「セルフデフルギ」。レディース・メンズ、未使用タグ付きも含む状態の良い古着を多数取り揃えた1000円均一ショップの1号店となる。セルフデフルギを展開するのは名古屋でウェブ集客に関するコンサルティングや広告運用をしている株式会社ワイズテール。ウェブ集客のコンサルタント業務ならびにリユース品のBtoB業務を行なってきた経験を活かしての新業態とのこと。
この業態の面白いのが会計方法が料金箱」方式、1,000札を入れる箱があるというシンプルな決済。防犯面がクリアできればとても魅力的な店舗形態なのではないかと思う。アメリカで話題になってきて、日本でも徐々にまた人気再熱の匂いがする古着業態に一石を投じる業態になるのではないでしょうか?今後の展開に期待です。以下、株式会社ワイズテールのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
■セルフデフルギ野並店 概要
店名:セルフデフルギ 野並店
住所:名古屋市天白区古川町86 NONAMIハウスA棟1F
アクセス:名古屋市営地下鉄 野並駅から徒歩3分
駐車場:2台完備
営業時間:0:00~24:00 (24時間営業)
定休日:なし
取扱ジャンル:レディース、メンズ、バッグ、シューズ・パンプスなど