ゴンチャが京急百貨店に出店、上大岡駅直結の地域ターミナルで“日常型ティーカフェ”を拡大
株式会社ゴンチャ ジャパンは、2026年6月11日、横浜市港南区の京急百貨店3階に「ゴンチャ 上大岡京急店」をオープンする。店舗は37席を備えたティーカフェ型で、営業時間は10時から20時まで。上大岡駅直結の百貨店内という立地を生かし、買い物客や駅利用者の日常的な休憩需要を取り込む店舗となる。
今回の出店で注目したいのは、ゴンチャが単なるテイクアウト型のドリンクブランドにとどまらず、地域ターミナルの百貨店内で「滞在できるティーカフェ」として展開している点だ。京急百貨店は、上大岡駅に直結する沿線型の商業拠点であり、通勤・通学、買い物、乗り換えなど複数の利用動機が重なる場所にある。そこに37席を持つ店舗を構えることは、駅前の短時間需要だけでなく、買い回り途中の休憩、待ち合わせ、親子・友人同士の利用まで視野に入れた出店といえる。
上大岡駅は、京急線の中でも利用者数の多い主要駅である。京急電鉄が公表する2024年度の駅別1日平均乗降人員では、上大岡駅は126,823人で、横浜駅、品川駅に次ぐ京急線内3位となっている。 これは、都心の繁華街型店舗とは異なる、沿線生活圏の厚みを背景にした出店であることを示している。
ゴンチャは台湾発祥のグローバルティーカフェで、世界約30か国に2,000店以上を展開している。日本には2015年に上陸し、現在は全国で約200店舗を出店している。リリースでも、200店舗到達後も店舗数を伸ばしていること、上質なお茶をカジュアルに体験できるスタイルが支持されていることを説明している。
かつてゴンチャは、タピオカブームを象徴するブランドとして若年層の行列需要を集めた。しかし現在の拡大局面では、ブーム依存型のドリンク店というより、日常の選択肢として定着するティーカフェへと位置づけを広げている。カスタマイズできるドリンク、茶葉へのこだわり、座席を備えた店舗空間は、百貨店や駅ビルにとっても導入しやすい要素になっている。
京急百貨店側から見れば、ゴンチャの導入は、若年層やファミリー層、駅利用者を館内に呼び込む接点になる。百貨店は従来、目的買いの売場構成が中心になりやすいが、駅直結施設では「少し休む」「待つ」「軽く飲む」といった日常的な利用動機をどれだけ館内に取り込めるかが重要になる。ゴンチャは、その役割を担いやすいブランドである。
今回の上大岡京急店は、話題性のある旗艦店ではない。だが、京急沿線の主要生活拠点に、37席のティーカフェとして入る点に意味がある。ゴンチャが大型商業施設や駅ビルだけでなく、地域百貨店の中でも日常利用型の飲食テナントとして機能することを示す出店であり、沿線型商業施設におけるティーカフェ導入の一例として見ておきたい動きだ。以下、同社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
【店舗情報】店舗名 :ゴンチャ 上大岡京急店
オープン日:2026年6月11日(木)
所在地 :〒233-8556
神奈川県横浜市港南区上大岡西1丁目6−1 京急百貨店3F
営業時間 :10:00~20:00
客席 :37席(ティーカフェ)
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