ハンズがイオンモール東浦に出店、カインズ連携で郊外型SCの日常利用を広げる
ハンズは2026年6月2日、愛知県知多郡東浦町のイオンモール東浦に「ハンズ イオンモール東浦店」をオープンする。出店場所は同施設1階で、店舗面積は約1,235平方メートル。ヘルス&ビューティ、ステーショナリーを中心に、ハウスウェア、バッグ&トラベル、バラエティなどを扱う。今回の出店により、ハンズの総店舗数は国内外99店舗となる。
イオンモール東浦は、三河・知多半島最大級のショッピングセンターとして位置づけられている施設で、JR武豊線「緒川駅」下車すぐの立地にある。今回の出店は、ハンズにとって単なる新店追加ではなく、広域型ショッピングセンターの中で、日常利用と買い回り需要の双方を取り込む動きとして見ることができる。
ハンズは、都市部の大型店や駅近立地での展開イメージが強い一方、近年は商業施設内での生活雑貨・美容・文具・ギフト需要に対応する店舗づくりを進めている。イオンモール東浦店では、暑さ対策用品、UV対策用品、クール用品、水筒、ギフトカード、カタログギフトなど、季節性と日常性の高い商品を前面に出す。目的買いだけでなく、館内回遊中の「ついで買い」や「ちょっとした贈り物」需要を拾える構成であり、イオンモールの利用シーンとの相性は高い。
特に注目されるのは、オープニング施策として「ハンズ イオンモール東浦店 × カインズ」のコラボキャンペーンが実施される点だ。対象となるカインズ店舗は、常滑店、名古屋大高インター店、東海店、半田店、名古屋堀田店、岡崎美合店。ハンズ側のチラシクーポンとレシートを対象のカインズ店舗で提示するとカインズオリジナル商品が受け取れるほか、カインズ対象店舗のチラシクーポンとレシートをハンズ イオンモール東浦店で提示すると、一定条件のもと買い物が割引になる。
この連携は、ハンズがカインズグループの中でどのような役割を担っていくかを示す動きでもある。カインズが住まい・日用品・DIYなどの実用領域に強みを持つのに対し、ハンズは文具、美容、ギフト、生活雑貨など、選ぶ楽しさや発見性のある商品編集に強みを持つ。両者の利用動機は異なるが、生活を起点にした購買という面では接点がある。今回のキャンペーンは、単独店舗の集客策にとどまらず、同一商圏内でグループ内の顧客接点をつなぐ試みといえる。
イオンモール東浦にとっても、ハンズの導入は館内の買い回り性を高める要素となる。ヘルス&ビューティやステーショナリーは、食品やファッション、飲食と組み合わせて利用されやすく、幅広い年代に接点を持てるカテゴリーである。とくに郊外型ショッピングセンターでは、週末の家族利用だけでなく、平日の日常利用をどう増やすかが重要になる。ハンズのように、季節商品、実用品、ギフト、話題性のある雑貨を横断的に扱うテナントは、来館頻度を支える役割を担いやすい。
一方で、ハンズ側から見れば、イオンモール東浦への出店は、都市型の高感度雑貨店という従来イメージを、郊外・広域商圏の日常利用へ広げる機会となる。駅前立地でありながら、広域からの来館も見込めるイオンモール内に出店することで、地元生活者との接点を増やし、カインズ店舗との連携によって周辺商圏での認知も広げられる。
今回の出店は、ハンズの新店であると同時に、カインズグループとして生活提案の接点を広げる動きでもある。イオンモール東浦に加わることで、ハンズは文具や美容、雑貨の目的買いを取り込みながら、館内回遊と周辺カインズ店舗との相互利用を促す。郊外型ショッピングセンターにおけるハンズの役割は、都市型雑貨店の移植ではなく、地域の日常に入り込む編集型テナントとして再定義されつつある。以下、同社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
■ 店舗概要
店 名 : ハンズ イオンモール東浦店
出店場所 : 愛知県知多郡東浦町大字緒川字旭13−2 1階
交 通 : JR武豊線「緒川駅」下車すぐ
開 業 日:2026年6月2日
店舗面積 : 約 1,235平方メートル
主要カテゴリ: ヘルス&ビューティ、ステーショナリー、ハウスウェア、
バッグ&トラベル、バラエティ他
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