出店計画書の書き方2 コンセプトメイキング
出店計画書に限ったことではありませんが、全ての企画書はコンセプトが重要な役割を担います。コンセプトと言うものは、建物で言うと大黒柱や構造壁のことです。それがないと建物が成り立たないような要点になります。出店におけるコンセプトも同じです。コンセプトがないお店はお店として成り立たない可能性もあります。
ラーメン店で例えるとするとします。最高の1杯をコンセプトとしたラーメン店があったとします。その店は最高の1杯を提供するために店内内装、店内サービス、調理方法、メニュー、価格を検討していきます。最高の1杯ですから、メニューも味噌味、塩味、醤油味などの複数メニューを用意せず考え抜かれた1種類のスープで勝負してくることになると思います。
雑貨店で例えるとします。アメリカ中西部の学生街にあるような雑貨店をコンセプトにした雑貨店があるとします。学生街にある店なので自ずと対象とするマーケットは若者になります。販売する商品も若者が買える価格になりますし、若者が必要とする雑貨になります。若者にうけがいい内装にもなるでしょうし、従業員の接客もフレンドリーになると思います。
コンセプトがお店の内装・外装・サービス・商品・経営方針まで創り上げていくことがイメージできたとおもいます。ですので、このコンセプトというものは非常に重要ということがわかると思います。コンセプトがしっかりしていれば、お店もしっかりしていきます。コンセプトがしっかりしていれば、経営もしっかりしていきます。
多くの人に支持されるコンセプトを作ることがお店をつくりあげる上では非常に重要になります。このコンセプトは大体、創業者の方そのものを表すようなものだと考えてもいいかもしれません。創業者が命を賭けて、精魂込めて、やろうとしていることを言葉に表現することがコンセプトを作る上では非常に重要な作業になります。
商業施設ドットコム、商業施設の賢人たちでは出店計画書作成サポートも行っておりますのでお気兼ねなくご相談くださいませ。
文責:青田勝秀