ブルーボトルコーヒー、博多駅前へ 天神に続く九州2店目は“玄関口型カフェ”になるか
ブルーボトルコーヒージャパン合同会社は、2026年7月21日、福岡市博多区の西日本シティビル1階に「ブルーボトルコーヒー 博多カフェ」をオープンする。2024年2月に開業した福岡天神カフェに続く、九州エリア2店舗目のカフェとなる。
出店地は、JR各線と福岡市地下鉄の博多駅博多口から徒歩約1分の博多駅前3丁目。店舗面積は311.32㎡、席数は91席で、営業時間は8時から20時まで。博多駅前の一等地に構える、比較的大型のカフェである。
今回の出店で注目したいのは、ブルーボトルコーヒーが福岡市内で「天神」と「博多」の両方を押さえたことだ。福岡天神カフェは、警固神社社務所ビル内に開業し、天神の街歩きやカルチャー性と接続する店舗だった。一方の博多カフェは、九州最大級の交通結節点である博多駅前に立地する。福岡の街の感度を取りに行く天神と、九州広域の玄関口需要を受け止める博多。2店舗目によって、同ブランドの福岡での出店軸は明確に広がった。
博多駅の集客力は大きい。JR九州が公表する2024年度の駅別乗車人員では、博多駅は1日平均125,462人で同社管内1位となっている。さらに福岡市地下鉄の2024年度の1日当たり輸送人員は524,221人で、前年度比8.8%増。七隈線延伸による利便性向上に加え、観光客を含む来街者の増加も要因とされている。博多駅前は、通勤・通学だけでなく、出張、観光、買い回り、ホテル滞在が重なる場所になっている。
西日本シティビル側の文脈も見逃せない。建物は博多駅に直結し、地下2階には最大398席のNCBホールを備える。クラシックコンサートや伝統芸能、セミナー、会社説明会などに対応する多機能ホールであり、銀行本店ビルでありながら、オフィスと文化・交流機能を重ねた新しい駅前拠点として計画されている。1階にブルーボトルコーヒーが入ることで、ビルの足元には日常的な滞在と待ち合わせの機能が生まれる。
店舗デザインはTEKI DESIGNの西永竜也氏が担当し、「一杯から広がるつながり」をコンセプトに、曲線を描くコーヒーカウンターを中心に客席を配置する。テーブル天板には佐賀県の伊万里焼、壁面には名尾手すき和紙、椅子には九州で製作されたものを取り入れるなど、九州のものづくりを空間に織り込んでいる。
メニューでは、博多カフェ先行発売の「トースト 明太ポテト」が登場する。福岡県糸島市の奥添製パンのパンを使用し、明太チーズクリームとマッシュポテトを合わせた一品で、博多の食文化をブルーボトルらしく編集したメニューといえる。博多カフェ限定アイテムとして、GLOCAL STANDARD PRODUCTSの“TSUBAME”シリーズとコラボレーションした「ラタンマグ」も販売する。
駅前のカフェは、単にコーヒーを売る場所ではない。待ち合わせ、仕事前の一杯、出張者の時間調整、観光客の休憩、ホール利用者の前後時間を受け止める都市の余白になる。ブルーボトルコーヒー博多カフェは、福岡でのブランド拡大であると同時に、再開発が進む博多駅前に滞在価値を加える出店になりそうだ。以下、同社のプレスリリースから画像と店舗概要と画像を引用。
ブルーボトルコーヒー 博多カフェ
※2026年7月21日(火) 12:00 GRAND OPEN
福岡県福岡市博多区博多駅前3-1-1 西日本シティビル1階
営業時間 8:00〜20:00 ※7月21日(火)のグランドオープン日のみ12:00〜20:00
店舗面積 311.32㎡
席数 91席
アクセス JR各線、福岡市地下鉄「博多駅」(博多口)すぐ徒歩約1分
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