今、書店だから出来ること
私の住む街の書店は12時まで営業しているのでふらっと夜遅く立ち寄っています。10年前と今とその書店の大きく変わったのはレジ周りが圧倒的に変わっています。書店で鞄、書店でお酒まで販売するようになりました。普通に書店をしていてもここまでアマゾンが発達した今、書籍販売でアマゾンに打ち勝つことは難しくなっていることをよく表していると思わされていました。
その反面書店には可能性があることを感じさせられています。CCCさんの蔦屋書店の中目黒や藤沢サスティナブルスマートタウンの店舗を見たときにビビビっときました。本屋だから持ち得るコンテンツをコンテンツごとにコーナー展開することが可能なんですよね。旅の書籍の周りに旅のグッズを置く、ビジネス関連の周りにノートや手帳やペンを置くことで世界観を表現できる。台湾の誠品百貨店方式のMD展開は資本力があれば魅力的な書店ができる可能性がぐんと広がります。
今回ここ数年の集大成をカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が六本木で挑戦するようです。六本木という世界に情報を発信できる立地を活かしてのMD展開になっているようです。2020のオリンピックも視野に入れた店舗構成だと思わされました。全国の書店のみなさんが真似できるわけではないのですが、書店だからといって本を売らなければいけないわけではなく、書店だから出来ることを再考させられるような書店担ったのではないかと思わされました。以下、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社のプレスリリースより抜粋。
TSUTAYA TOKYO ROPPONGIがリニューアル。六本木 蔦屋書店として2020年3月7日(土)にオープン
-Global ThinkerにSource of Inspirationを提供する“六本木の洋書屋”-
BOOK & CAFEの先駆けとして2003年に開業したTSUTAYA TOKYO ROPPONGIがリニューアルし、六本木 蔦屋書店として、2020年3月7日にオープンします。新しくオープンする六本木 蔦屋書店のコンセプトは“六本木の洋書屋”です。近隣には大使館や外資系企業も多く、六本木ヒルズには年間、多くの外国人観光客を含む約4,000万人が来街する(※)という立地環境の特性に合わせ、洋書・洋雑誌を増強しました。六本木で遊び・働き・暮らす、グローバルな視座を持ったGlobal Thinkerにインスピレーションの源をご提供します。
ご購入前の書籍・雑誌をコーヒー片手にお読みいただける、蔦屋書店らしいBOOK & CAFEスタイルはそのままに、今回はBOOK & BAR-LOUNGEを新設。アートをモチーフにした独創的なカクテルと共に読書をお楽しみいただけます。
蔦屋書店は、本というモノを販売する商業施設を超えて、「自分が今、何を求めているのかをリアルに感じることができる場」でありたいと考えています。世の中で何が起きていて、何が流行していて、そしてその中で自分がどこにいるのかを身体の感覚でつかむことができる。偶然の出会いによって発見と驚きが生まれる。 そのような体験ができる、生活提案の場としての蔦屋書店をつくりあげてまいります。
※出典:2018年3月1日発表 六本木ヒルズプレスリリース<六本木 蔦屋書店の10の特長>
1.ここは、“六本木の洋書屋”です
30,000冊の洋書・洋雑誌を取りそろえた“六本木の洋書屋”として、特にデザイン、ファッション、アートなどのジャンルを強化し、国際的に活躍するGlobal Thinker の方々にSource of Inspiration をご提供します。2.BOOK & CAFEをお愉しみください
日本のBOOK & CAFEの先駆けとなった六本木のTSUTAYA。ご購入前の本もスターバックスのコーヒーと共にじっくりと読み、本との出会いをお楽しみいただけるそのスタイルはリニューアル後も継承します。さらに、テラス席を中心にカフェ席を増やします。コーヒーと読書でくつろぎのひと時をお過ごしください。3.BOOK & BAR-LOUNGEもお愉しみください
今回は、BOOK & CAFEに加えて、BOOK & BAR-LOUNGEを新設します。2階「The Lounge」でもご購入前の書籍・雑誌をお読みいただけます。2017年にWorld’s Best Sommeliers(世界のソムリエ50)に選出されたヤン・セジュ氏と、Chivas Regal MIZUNARA Masters Cocktail Competitionでの優勝経験もあり、日本茶と洋酒、和酒全般を合わせたカクテルなど新しい提供をし続ける大場文武氏とでタッグを組んでつくりあげた、アート作品をモチーフとしたカクテルの数々をお愉しみください。4.日本をお持ち帰りください
もらった人が幸せになる。贈った人も誇らしい。 そんな日本の“OMIYAGE”を揃えました。「日本を持ち帰る」をコンセプトに、職人の技が光る逸品を揃えています。5.これからのスタンダードを意識した一つ先のモノ選びを
Stationeryのコーナーでは、文具だけでなく、仕事の質を高めるガジェット、プライベート空間を彩るインテリア雑貨、社会課題を意識した一つ先のもの選びを提案する品々など、“これからのスタンダード”を意識したライフスタイルグッズをご提案します。6.ここでしか手に入らない「六本木 蔦屋書店限定商品」も
六本木 蔦屋書店のオープンを記念してつくられたfragment designとRAMIDUSによる「本のためのトートバッグ」(15,000円)、京都の老舗洋菓子店「フランス屋製菓」と共につくった「大和色ショコラ」(3,000円)、紙の専門商社PCM竹尾監修による当店限定販売のノート(1,500円)、ベリンガー社のノブレッサレザーを使用したBONAVENTURAスマホケース六本木 蔦屋書店限定カラー(20,000円~)など、ここでしか手に入らない商品もご用意しております。7.アートがある書店
2階には本棚に囲まれたアートスペース「BOOK GALLERY」がございます。アートシーンで注目され、今後さらなる活躍が期待されるアーティストの作品を展示・販売いたします。オープニングでは、エアロゾルライティングやストリートアート、カリグラフィー、ファインアートの文脈も包括する研究とその制作で多方面から評価の高い大山エンリコイサム氏の展覧会を開催します。8.子どもたちにもインスピレーションの源を
「絵本はアート」をテーマに、絵本の豊かな色彩とさまざまな物語を通して、子どもたちの豊かな感性と知的好奇心を育む良書を揃えました。英語はもちろん世界各国の言語の絵本や、絵本を卒業されたお子様のための読み物や図鑑も数多くご用意しています。9.映画の街・六本木にふさわしい映画コレクション
映画を愛する人々から世界最高峰と高い評価を得る米国のパッケージレーベル、CRITERIONのBlu-rayディスクをご用意しました。また、コレクションとして所有したい、映画史に名を残す作品をBlu-ray修復版・4K版を中心に品揃えしています。10.朝7:00から24:00まで、年中無休です
出勤前、休日の朝の散歩にもご利用いただけるよう、朝は7:00から営業しております。夜は深夜までお酒と本、アートでくつろぎのひと時をご提供します。【店舗概要】
店舗名:六本木 蔦屋書店
HP :https://store.tsite.jp/roppongi/
住所 :東京都港区六本木6丁目11−1 六本木ヒルズけやき坂通り1F・2F
電話番号:03-5775-1515 (バーラウンジ:03-5843-1467)
営業時間:7:00~24:00(2Fバーラウンジは10:00~24:00)