御殿場プレミアム・アウトレットにSALOMON常設店 人気シューズが巨大アウトレットの回遊を動かす
御殿場プレミアム・アウトレットに、フランス発のマウンテンスポーツ・ライフスタイルブランド「SALOMON」が2026年7月8日、常設店舗としてオープンした。御殿場プレミアム・アウトレットでは今夏、常設1ブランド、ポップアップ5ブランドの新規出店を順次実施するが、その中でもSALOMONの常設化は、単なるアウトドアブランドの追加にとどまらない意味を持つ。
SALOMONは、トレイルランニングやハイキングなどのフィールドで培った機能性を持つブランドでありながら、近年はシューズを中心に都市型ファッションの文脈でも存在感を高めている。とくにXT-6に代表されるスポーツスタイル系のシューズは、アウトドアの実用品であると同時に、街履きのスニーカーとしても受け入れられてきた。御殿場店でもフットウェア、バックパック、アパレルなどを幅広く展開するとされており、入口になるのはやはりシューズだろう。
御殿場プレミアム・アウトレットとの相性もよい。同施設は約290店舗が集積する国内最大級のアウトレットモールで、都心近郊からの買い回り客、観光客、ファミリー、インバウンドまで、来場者の目的が多層化している。SALOMONのシューズは、登山や旅行に使える実用性を求める客にも、ゴープコアやテック系の装いを楽しむ若いファッション層にも刺さる。つまり、御殿場のような広域集客型アウトレットでは、客層を限定しすぎずに売場へ引き込めるブランドになる。
さらに今回のポイントは、新店を入れるだけでなく、施設側が「見つけさせる」動線づくりに踏み込んでいる点にある。御殿場プレミアム・アウトレットは敷地が広く、すべてのエリアを見て回ることが難しい。そのため、7月22日から11月30日まで、ヒルサイドブリッジ周辺のエスカレーター壁面に新規常設店やリニューアルブランドのロゴを掲出し、移動中に新店を認知できる装飾を展開する。巨大施設では、ブランドを導入するだけでは来場者に届かない。館内回遊の中で新しい売場に気づかせる編集力が必要になる。
同時期には、SATUR、ALEXIA STAM、VASIC、New Era、Madhappyといった期間限定店も登場する。国内アウトレット初や御殿場プレミアム・アウトレット初のブランドが並ぶことで、ラグジュアリーや定番ブランドだけではない鮮度を夏の売場に差し込む構成だ。その中でSALOMONは、期間限定の話題性とは異なり、常設店舗として継続的に施設の集客力と回遊を支える役割を担う。
アウトレットは、安く買う場所から、欲しかったブランドに出会い直す場所へ変わりつつある。SALOMONの常設出店は、その変化を象徴する動きだ。人気シューズを目当てに訪れた客が、館内を歩き、別のブランドにも出会う。御殿場プレミアム・アウトレットは今夏、SALOMONを起点に、巨大アウトレットならではの「発見する楽しさ」をもう一段強めようとしている。以下、三菱地所・サイモン株式会社のプレスリリースから画像を引用。
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