大胆な情報発信戦略
毎日こうやってプレスリリースを眺めてどの企業がどんな新店を出すのか?どんな商業施設がリニューアルを行うのか?はたまた、どんな企業がどんな新業態をつくっているのかを日々見ているとふと疑問に思うこともあります。それはプレスリリースのうち方。一つの企業なのに複数の館を運営しているがために、館ごとにプレスリリースを発信して、プレスリリースなのか?広告なのか?その境界線が曖昧になっているリリースも散見されます。今回は株式会社ルミネの大胆なプレスリリースについてお話します。
株式会社ルミネの歴史は長く、いまから40年以上前JRが国鉄だった時代に新宿南口の駅ビルとして開業した新宿ルミネが一号店となります。現在の新宿ルミネ1にあたる館です。現在では、新宿、池袋、北千住、有楽町、品川、大宮、横浜、荻窪、立川、藤沢、町田、川越、大船にルミネ、新ブランドのNEWoManを新宿と横浜にて運営している駅ビル型商業施設の日本の雄と言っても過言ではない、唯一無二の存在。ざっとみて店舗数はかなりの数になりますのでプレスリリースをその都度行うと相当な数になってしまいます。
今回株式会社ルミネが行ったプレスリリースは6施設のプレスリリースを1つのリリースに掲載してまとめて告知という手法をとられていました。効率的でかつ、株式会社ルミネがどこを向いてリーシングをおこなっているのかがわかりやすかったです。今回のリリースでは
1.ネット通販専業から出店する店舗
2.おうち時間の充実を促す美容・家具雑貨店舗
3.新業態店舗
4.環境に配慮した店舗
5.こだわりグルメ店舗
これらに5つのポイントに集約した出店がなされるとのこと。1のネット通販からの出店はその必要があるのかな?と思いつつ、それ以外のコンセプトに関してはなるほど今の時代を反映した店舗に出店してもらえる力がある会社だよなあと唸らせなれる店舗をリーシングされているようです。関東の駅ビル=ルミネ、日本の駅ビル=ルミネ、駅前ファッションビル=ルミネ、の図式がこれからも持続するリーシングになったのではないでしょうか?今後の株式会社ルミネの展開に期待です。以下、株式会社ルミネのリリースから画像を引用。