キュービックプラザ新横浜「ぐるめの森」に4店舗、駅直結施設が神奈川・横浜の手土産機能を強化
新横浜駅直結の商業施設「キュービックプラザ新横浜」で、食の集積エリア「ぐるめの森」に新たな4店舗が順次オープンする。運営する新横浜ステーション開発によると、2026年6月26日以降、「鶏三和」「鎌倉ウィッチ」「崎陽軒 新幹線西口改札店」「PRECIOUS DELI & GIFT SHIN-YOKOHAMA」が加わる。あわせて2階フロアでは「ぐるめの森」エリアを拡張し、神奈川・横浜ブランドのおみやげや弁当などの品揃えを強化する。
今回の動きで注目したいのは、導入される店舗の性格が、新横浜という駅の役割にかなり寄せられている点だ。鶏惣菜・弁当の「鶏三和」、鎌倉ブランドのスイーツ「鎌倉ウィッチ」、横浜名物の「崎陽軒」、さらにギフトキヨスクをリニューアルする「PRECIOUS DELI & GIFT SHIN-YOKOHAMA」と、いずれもその場での飲食というより、移動前後に買う、持ち帰る、贈るといった需要に接続しやすい構成になっている。
新横浜は、東海道新幹線の停車駅であり、JR横浜線、横浜市営地下鉄ブルーライン、相鉄・東急新横浜線が接続する広域交通の結節点である。相鉄の2024年度1日平均乗降人員では新横浜駅が66,402人となり、前年の53,414人から増加している。 東急新横浜線についても、2024年度の新横浜駅の乗降人員は大きく増加したと報じられており、直通線開業後の利用定着が進んでいる。
その意味で、キュービックプラザ新横浜の食ゾーン強化は、駅ビル型商業施設の基本機能を改めて磨く施策といえる。駅直結施設では、日常利用の弁当・惣菜、出張や帰省前の土産、観光客向けの地域商品が同じ導線上に並ぶことで、通勤客・ビジネス客・観光客を横断して取り込める。特に新横浜は、横浜中心部やみなとみらいの観光拠点とは異なり、「目的地」よりも「出発地・乗換地」としての性格が強い。そのため、買い物の動機は長時間滞在よりも、短時間で確実に買えることに寄りやすい。
「ぐるめの森」は、2025年2月にグランドオープンした食の集積エリアで、デイリー使いの弁当やベーカリー、カフェ、スイーツ、地元銘菓などを展開するゾーンとして整備されてきた。 今回の4店舗追加と2階拡張は、その方向性をさらに駅利用者向けに sharpen するものだ。とりわけ崎陽軒の新幹線西口改札店や、横浜土産・神奈川商品を扱うリニューアル店舗は、新幹線利用直前の購買を明確に意識した配置と見てよい。
大型商業施設のリニューアルでは、話題性のある飲食店を集めるだけではなく、その施設が持つ交通導線に合った商品構成をつくれるかが重要になる。新横浜の場合、強みは「滞在型の都市商業」ではなく、「移動の直前に買える地域性」にある。キュービックプラザ新横浜の「ぐるめの森」拡張は、神奈川・横浜の手土産、弁当、惣菜を駅直結の短時間購買に結びつけることで、新横浜駅の商業機能を一段引き上げる取り組みといえる。以下、新横浜ステーション開発株式会社のプレスリリースから画像を引用。
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