チョコレートの代名詞が新業態
スイーツ市場の規模をご存知だろうか?矢野経済研究所の2021年5月発表の和洋菓子・デザート類市場規模推移・予測によると2兆円超えの市場で、その20%強がコンビニスイーツ、量販店が35%、百貨店が17%そして専門店が8%程度としている。コンビニスイーツについては各社集客の要にもなる商品ということも有り、こぞって商品開発を進めているし、販売促進も積極的におこなっている。最近でテレビ番組とタイアップしてスイーツを紹介などしたりしている。
では商業施設に入っているスイーツ販売業態はというと全体のわずか8%しかない専門店・路面店業態。メインのテナントはその中でも明確でアイスならバスキンロビンス、そう31アイスクリーム。ケーキならFLOやパステル。などバイネームで店舗が名指しされるほど圧倒的なメインプレイヤーが存在する。チョコレートはどうか?最近ではリンツが積極出店で知名度を上げているが、国際的にも知名度が高いのはやはりゴダイバ。日本語読みでゴディバである。ゴダイバの由来は馬に乗った裸の女性、ゴダイバ婦人の伝説を下にしているためにブランドロゴも同様のロゴとなっている。ちなみに英語圏の方はゴダイヴァと発音する。
ベルギーで創業した同ブランドは現在はトルコの企業グループウルケルの傘下にあり、日本のゴディバジャパンについては韓国のMBKパートナーズの傘下企業となっている。ワールドワイドに展開しているブランドでは有るが、その売上の90%を日本事業で売り上げていると言われている。そのゴディバが新業態を開発し、ららぽーと福岡に出店するとのこと。なんとフードコートへの出店らしい。これまで食物販と物販の間であったり、物販の店舗の間に出店する戦略だったのを新業態で大きく変換した形となった。
新業態では従来のアイスクリームではなく、クレープ業態。クレープは老若男女皆大好きなスイーツ。そのクレープをチョコレートの代名詞のようなブランドがプロデュースするとなれば人気になることは間違いないであろう。今後の新業態の展開に期待。もちろんクレープだけではなく、定番のショコリキサーも販売するとのこと。これを書いていたら食べたくなってしまいました。
以下、ゴディバジャパン株式会社のプレスリリースより画像と店舗概要を引用。
名称:
GODIVA dessert(ゴディバ デザート)
オープン日:
2022年4月25日(月)
場所:
三井ショッピングパーク ららぽーと福岡3Fフードコート(福岡市博多区那珂6丁目23-1他)