壱角家歌舞伎町店、油そば総本店との複合店に改装——家系と油そばの二刀流で24時間営業を継続
ガーデンは5月18日、家系ラーメン「壱角家」と油そば専門業態「油そば総本店」を併設する複合店舗として、壱角家新宿歌舞伎町一番街店をリニューアルオープンする。同店は2022年5月開業の壱角家単独店舗だったが、今回の改装で油そばメニューを本格導入し、二業態が同居する形態に移行する。座席数44席、24時間営業という立地条件は維持したまま、提供メニューの幅を広げる戦略だ。
リニューアル当日は18時まで油そば全サイズ(並・大・特大)を500円で提供する4周年記念フェアを実施する。通常価格は890円からのため、初回来店客の獲得を狙った価格設定となる。
ガーデンは2015年設立以降、M&Aを通じた企業再建と業態開発を重ね、現在12ブランド・211店舗(うちFC34店舗)を運営する。壱角家は全国100店舗超を展開する主力ブランドで、駅近の「一等地戦略」を標榜してきた。一方、油そば総本店は同社が近年展開を進めている業態で、今回のような壱角家店舗への併設は既存資産の活用策として位置づけられる。
歌舞伎町一番街は新宿駅東口から徒歩圏の繁華街で、観光客・ビジネス客・夜間就労者が混在する立地だ。24時間営業を維持しつつ業態を複合化することで、昼間は油そば、夜間は家系ラーメンといった時間帯別の使い分けを促す狙いがある。同社は「ランチや仕事帰り、深夜帯の食事など、多様な利用シーンに対応」と説明しており、客層の拡大と坪効率の向上を両立させる意図が読み取れる。
リニューアル後は油そばのトッピングと調味料を大幅に拡充し、辛味ダレ・温泉卵・フライドオニオン・韓国のり・メンマ・パルメザンチーズ・明太子・ネギ・コマチャ・ネギ塩の10種類に加え、ケイジャン・カレー粉・魚粉・青さのりの調味料4種を導入する。カスタマイズ性を高めることで、リピート来店と客単価の引き上げを図る構えだ。
店舗面積や厨房設備の詳細は公表されていないが、既存の壱角家店舗に油そばラインを追加する形での改装と見られる。油そばは茹で麺と特製ダレの和えものが基本で、ラーメンに比べて調理工程が簡略化されるため、オペレーション面での負荷は比較的抑えられる。ただし、二業態を同時提供する場合、ピーク時のオーダー集中や在庫管理の複雑化といった課題が生じる可能性もある。
ガーデンは東証スタンダード市場に上場しており、2026年2月末時点で正社員289名、アルバイト3,594名を雇用する。今回の歌舞伎町店リニューアルが成功すれば、壱角家の他店舗でも同様の複合化を進める可能性がある。既存店の収益改善と新規出店コストの抑制を両立する手法として、今後の展開が注目される。以下、同社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
■「壱角家 新宿歌舞伎町一番街店」について
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