出店計画書の書き方6 ポジショニングマップ
商業施設に出店するチャンスをつかむ際に気をつけたいのが既存出店の店舗とのバッティング。どんなに魅力的なMDを用意しても、ターゲットとMDが既存出店店舗と同様のものだと後発の店舗が憂き目に遭う可能性がある。バッティングしていないことを説明し、うまく既存出店の店舗と折り合いをつけるのも出店チャンスをものにするために必要なアクション。
さて、どうやってバッティングしていないことを説明するのか?それがポジショニングマップになります。ポジショニングマップとは出店しようとしている店舗がどういう立ち位置になるのかを指し示す羅針盤のようなものになります。例えば洋服を事例にあげますと、ユニクロより廉価なのがGU GUより機能性や室が高いのがユニクロになります。図で上げているのはイメージですが赤がユニクロ・黄色がGUになります。黄色のGUは円が小さいですが、これは売上規模を指し示します。
このように2軸の表の上に出店しようとしている店舗のカテゴリの同業種を落とし込んでいきます。最後に自社の狙っているポジションを書き込みます。そうすることで自社の立ち位置の確認ができますし、同時に他社と重複していないことがわかります。この時に他店や他ブランドと近い立ち位置にポジショニングしている場合は
1.ポジショニングマップの軸が適切か再考する
2.マップ上の他店の位置が適切か再考する
それでもどうしても被るという場合は出店を希望されている施設への出店が難しいということになります。そればかりか新規性が薄い可能性もあり事業性が弱い可能性さえもあります。そういう場合は計画自体を今一度見直す必要性さえある可能性があります。
なかなか自社のことを自社で冷静に見つめること難しいですよね?商業施設ドットコムではそんなお客様に代わってポジショニングマップを含めた出店計画書の執筆代行もおこなっております。ご興味をお持ちの企業の方はこちらもあわせてご確認くださいませ。