横浜ウオーターフロントに新たな名所オープン
バブル景気で色めき立ち始めた1986年。横浜の倉庫街の一角に伝説的な商業施設の計画が降って湧いたように生まれた。本来飲食や物販を行うことが出来なかった横浜の臨港地区に再開発の計画が生まれたのだ。その再開発をすすめたのがハマのドンで著名な藤木企業株式会社と旧セゾングループ。1989年に両社は共同事業として今や伝説となったタイクーンを開業。倉庫を改装した建物で800席の大型エスニック料理店舗としてスタートした。
タイクーンの開店と同時に2Fにジャズクラブバードもオープン。その後1991年にはアメリカのミュージシャンで故人のプリンスがプロデュースしたディスコのグラムスラム横浜がオープン。タイクーンは大箱のレストランでしたが、そこから一つ、そしてまた一つと文化的要素の強い施設をオープンさせていき横浜のウオーターフロントを彩っていきました。タイクーンはその後、老朽化を原因に2015年に惜しまれながら閉店して、横浜のウオーターフロントの灯火は消えていくことになりました。
そのタイクーン跡地に新たに店舗がオープン。今UNI COFFEE ROASTERYでのりにのっている横浜のカフェ文化の旗手、株式会社GRACEが眼前に広がる海とみなとみらいの夜景が堪能できるオーシャンフロントレストラン「Re : Journal(リジャーナル)」をオープン。同ブランド初となるレストラン業態。店名には「日記に書き記したくなるような思い出を作って欲しい」「繰り返し定期的に利用してほしい」といった意味を込めているとのこと。
席構成は海沿いのテラスが30席、店内はカウンター席を含む54席とタイクーンと比べると小さくなっていますが、ラグジュアリーでありながら高コストパフォーマンスなメニューを提供していくとのこと。メニューはイタリアンをメインに和洋ジャンルを織り交ぜた創作料理の店舗になるとのこと。一旦は消えかけた横浜のウオーターフロントの文化の灯火をまた輝かせてくれる店舗になってくれることを期待しています。以下、株式会社GRACEのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
店舗概要
店名:Re:Journal
住所 :神奈川県横浜市中区新山下3-4-17
定休日 :月曜日
営業時間:
【日、火〜木】 Lunch 11:00 〜 15:00
Dinner 17:00 〜 21:00
【金・土】
Lunch 11:00 〜 15:00
Dinner 17:00 〜 22:00
席数 :84席(店内54席 テラス30席)