松永製菓、新店舗「シルコッテ」を発表 – 昭和レトロと北欧モダンが融合する観光施設
松永製菓株式会社(本社:愛知県小牧市、代表取締役社長:松永邦裕)は、2024年秋にオープン予定の新工場兼店舗「シルコッテ」の詳細を発表しました。施設の延床面積は約1,200平方メートルで、2階建ての構造となります。
新店舗「シルコッテ」は、「昭和レトロ×北欧モダン」をテーマにしたデザインが特徴です。店名は、代表商品「しるこサンド」の発音に由来する「シルコ」と、スウェーデン語で「松ぼっくり」を意味する「KOTTE」を組み合わせた造語です。ロゴは日本古来の家紋をイメージし、松永製菓の「松」と三方良しのデザインを融合させています。「松」は常緑樹として「永遠の命」「向上」の象徴とされ、86年の歴史と未来を結びつけるデザインです。
外観はレンガ風タイルとガラスを使用し、モダンなデザインに仕上げています。2階部分は一部吹き抜けにし、解放感と居心地の良さを提供します。また、店内では店舗限定商品を多数取り揃え、直営店舗ならではの特別な体験を提供します。お客様は商品の製造工程を見学することができ、松永製菓の歴史や商品の開発秘話を知ることができるスペースも設けられます。
さらに、2階には多目的ルームを設置し、地域コミュニティ活動や食育講座などのイベントを開催します。地元の教育機関との連携を通じて、食育活動の推進にも力を入れています。約50台の駐車場を備え、観光バスの運転手や乗客にとって快適な待機場所を提供します。小牧インター近くに位置し、観光客や団体旅行者にとって利便性が高い立地です。
松永製菓は1938年に名古屋市西区でキャラメルの製造からスタートしました。「お菓子をつくること、それは 笑顔をつくること。」を企業理念に掲げ、1966年には代表商品「しるこサンド」を発売。現在でも多くの人々に愛され続けています。「しるこサンド」は愛知県を代表するソウルフードで、ビスケットに北海道産あずきを使用したあんをサンドし、焼き上げる独自の製法で作られています。
松永製菓の製品は日本全国、さらにはアジアにも販路を広げており、中部エリアでは9割以上、関東では6割以上の知名度を誇ります。また、2015年に発売された「生しるこサンド」は、和洋折衷のクリームサンドビスケットで、愛知県内でしか手に入らない希少性が人気を博しています。発売当初より約8倍の売上を記録し、多くのお客様に愛されるプレミアムラインの一品です。
今回の新店舗「シルコッテ」のオープンは、松永製菓の新たな挑戦と地域社会への貢献を示すものです。観光施設としての役割も果たし、親子三世代に愛される場所を目指しています。地域社会との連携を深めながら、これからも愛され続ける企業としての歩みを進めていきます。以下、松永製菓株式会社のプレスリリースから画像を引用。