和歌山県内最大の無印良品が誕生
利益率では、10年遡っても1番低いという状態。そう語ったのは株式会社良品計画の堂前宜夫社長。その前に彼は売り上げに関しては出店がうまくいってることもあり、伸びてはいる。とも言っています。ここ数年、無印良品は大型店舗を多く出店しており店舗の売り場面積自体は増加しており、取扱商品数も増加していることから売上は伸びるべくして伸びている状況。ただし、グロスでは成長しているがその内容は厳しいと社長は語っていた。過去17~18万円あった月坪売り上げが14万円ぐらいに下がってきているとも話をしている。
そのため同社はマーケティング強化を行い坪当たり売上改善を狙った動きもしているが、それは大型店舗の話ではなく55坪の店舗などの話。昨年秋新業態となる500円以下の消費を集めた無印良品500をアトレヴィ三鷹で開店している。ショップインショップの業態で今後太田が店舗でも500円以下の商品を取扱うコーナーが生まれる可能性もある。売り場が広くなれば広くなるほど、売り場に投入する商品総数は増加する。増加した商品を編集し、マーケットに適切な提案を丁寧に行マーケティングも求められるようになる。
現時点においてまだまだ大型店舗の活用方法には課題があるようにも思われるが、さまざまなチャレンジを現在同社は行っている。ESG対応とも言える「もったいない市」では傷・汚れ等によりお客様へお届け出来なかった商品や、開封後返品された商品など、まだ十分使える商品を廃棄するのではなく、お買い得な価格でお客様に販売する取り組みを実施したり、新潟県や広島県と包括的連携に関する協定を提携し県産品の販売促進に関することや県政情報の発信・観光振興に関することや産業振興に関することや健康医療福祉の産業育成に関することや防災・減災に関することなどなどに関して連携して取り組もうともしている。
最近の同社の傾向としては、食品スーパーと同じフロアもしくは至近の場所に大型店舗を出店している。日々の日販品を購入するために来訪する顧客に超大型店舗のフルラインショップでアプローチするという手法をとっている。そしてこの6月に和歌山県内で最大売場面積の店舗「無印良品 スーパーセンターオークワ南紀」をオープンするとのこと。和歌山県内で最大面積となる店舗となる同店舗は無論フルラインショップとなり、冷凍食品まで取り扱う店舗となる。地域ブランドと協力し商品開発もおこなう。地域活性に確実につながるであろう同社の出店は地域コミュニティ維持の観点から考えると素晴らしい取り組み。継続的に出店しつづけ、地域に根を生やすことが重要。今後も地域を支える店舗を開発し、運営し続けていただきたいと切に願う。
以下、同社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
【店舗の概要】
店舗名:無印良品 スーパーセンターオークワ南紀
所在地:〒647-0071 和歌山県新宮市佐野3ー11ー19
オープン予定日:2023年6月9日(金)
営業時間:10:00~20:00
売場面積:592坪(1956㎡)※和歌山県内最大
備考(県内店舗数):和歌山県内5店舗目