コロワイドグループがポストコロナに対応した業態を開発
この土日仕事で新橋に終日缶詰でしたが、仕事が終わって外に出ると街はコロナ前の様に大変賑わっていました。行動制限もなく、巣ごもり生活からの開放で外食ニーズも高まり、店内飲食の抵抗感も減少している感じが伝わりました。そんなにぎやかな街を横目に馴染みの立ちそば屋さんで天ぷらそばを食べてきまして、店員さんと話をしたところ、消費行動の変化があったようです。元々サラリーマンの街だった新橋も今や週末は若者の街になっているとのこと。確かに街を歩いている人の高い割合で若者が多かったのが印象的でした。
コロナ前とコロナ以降では消費行動が大きく変わったのではないかと飲食業界では話があます。アメリカでは、中高年齢層の外出自粛の継続しており、 データによると、中高年層の消費者が店頭での飲食に最も回帰する意欲を示しており、ベビーブーマーとシニアの68%、X世代の56%がより頻繁に外食したいと述べています。これに対して、ミレニアル世代とZ世代の消費者の44%だけがより頻繁に外食したいと答えています。この違いは、若い消費者が低接触の飲食オプションをより多く利用しているためかもしれません。例えば、ミレニアル世代はベビーブーマーの2倍、外食のためにモバイルでの注文を利用し、レストランのデリバリーサービスを利用する確率がベビーブーマーの4倍以上です。若年層の消費は活発化しており、若年層はより低接触の飲食オプションを利用していると考えられます。特にミレニアル世代は、ベビーブーマーの2倍の確率で外食のためにモバイルでの注文を利用し、レストランのデリバリーサービスを利用する確率がベビーブーマーの4倍以上となっています。
では日本はどうか?これについてはレポートが無いのでコロナ禍のときも外食を期せず継続していた私からの視点ですが、まず2次会というものがなくなったと感じています。昔なら流行っている居酒屋は3回転、4回転なんてざらでしたが今はよくて2回転というイメージです。飲み始める時間も比較的早くなっており21時には終わりという飲み会が増えた気がします。ちょっと飲んで帰る。そんなスタイルの飲み会が増加していおり、消費者行動は変わったと感じています。
コロワイドグループで新業態を手がける株式会社ベイ・フードファクトリーが今の時代にあった居酒屋の新業態を横浜でオープンするとのこと。コロナ禍を経て大型宴会が減少し、少人数でのちょい飲み需要が増え、接客においても近すぎず遠すぎず適度な距離感が好まれる傾向となっている。そのようなニーズの変化に合わせ、スマホオーダーでストレスなく注文できる一方、どこか懐かしいノスタルジックな空間で日本人の大好きな魚料理をお酒と共に、時には“めし(飯)”と共に堪能いただける酒場を実現するとのこと。昭和52年から居酒屋を運営してきたコロワイドグループだからこそ、時代の変遷と共にお酒の飲み方が変化していく様を感じており、令和になった今、若者は「お酒を飲みたいけど、飲みすぎたくない」時代となり、男女問わずフラッとお酒を嗜みに気軽に酒場を訪れることができる居酒屋を目指すとのこと。
今回の新業態の特徴は、自宅ではなかなかできない調理方法で、「酒」とも「めし(飯)」とも合うメニューラインナップ。横浜中央市場直送の地場の鮮魚は刺身や焼きや「あて巻き」で、それ以外にも神奈川・三浦半島で育った三浦野菜の天ぷらや「神奈川県産の和牛」を使った横浜発祥「牛鍋」など、‵神奈川県産‘を中心に商品を多数取り揃える。ナショナルチェーンが立ち向かうコロナ後の消費者行動、とても興味深い店舗となります。以下、コロワイドグループのプレスリリースから画像と新店概要を引用。
新店情報
酒と魚とめし 濱いちもんめ
神奈川県横浜市西区南幸1-10-5 相鉄南幸第9ビル 1F
JR/京急/相鉄/東急東横線 横浜駅西口相鉄口より徒歩3分
OPEN予定日 2023年6月8日(木)