不運な区画の新たなスタート
コロナで想定していた動きが取れなかった企業は少なくない。それまで好調に営業成績を伸ばしていた店舗が売上を落としたことは記憶に新しい。しかしながら、もっと厳しい状況だったのは新業態の立ち上げがコロナ禍とかぶってしまった時。そんな悲劇のような状況が株式会社バンダイナムコアミューズメントを襲った。同社は世界最古の玩具店であるハムリーズの日本展開におけるフランチャイズ契約を締結し、2018年から活躍してきたものの2022年にすべての店舗を閉店し、フランチャイズ契約を解除となった。無論一番苦しい思いをしたのは株式会社バンダイナムコアミューズメントであるが、そのハムリーズの旗艦店として大規模な面積を提供した商業施設側も多大な影響を受ける結果となった。
ハムリーズ博多店はその閉店後、業態変更されバンダイナムコクロスストアに。横浜店については2層で展開していたが2層ともにバンダイナムコクロスストアとして展開されていた。しかし、今回1Fの店舗部分を契約終了した。その1F部分だが横浜店の入っている横浜ワールドポーターズにとってはメインの導線上にある区画。コスモワールドやカップヌードルミュージアム横浜から顧客が流入してくるゾーンの一角となる区画である。施設の顔となるこの区画次にどのような店舗が入るか注目していたが、ここに入ったのが株式会社ヒューマンフォーラムのSPINNS VINTAGE。SPINNS は、北は北海道から南は沖縄まで全国50店舗を展開している、SPAあり古着ありの複合業態。今回はその様々な商品群の中から古着に絞った店舗となるとのこと。(株式会社ヒューマンフォーラムはSPINNSを核として様々な事業を展開しており高校まで運営している注目すべき企業ではあるが今回のニュースからは逸れるので、またいつか機会があったときに特集でも書きたい)
横浜ワールドポーターズは3Fに古着集積のフロアがあるにも関わらず1Fに古着店舗を出店させたところになにか、事情や経緯などがあるのかもしれないがそれがどういう風に影響していくか注目していきたい。以下、株式会社ヒューマンフォーラムのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
【店舗概要】
SPINNS VINTAGE 横浜ワールドポーターズ店
所在地 〒231-0001
神奈川県横浜市中区新港2丁目2-1 1階