オンライン接客の可能性
コロナが長引き小売業にはとっては長期的な打撃となっております。特に接客を要する小売業にとってはコミュニケーションができないことで客単価の低下に歯止めがかからない状態になっている事業者も少なくないのではないでしょうか?接客をすることでまとめ買いや一つ上のランクの商品をおすすめして客単価向上を狙うというのは接客の定石。それができない中でどうやって売上を上げていくのか?
それに対する答えがオンライン接客です。オンライン接客にもいろいろな形があります。しっかりとしたシステムをゼロから構築するとなると相当コストがかかりますし、簡単にプログラムを埋め込むだけのものを使っても毎月の利用料金が相当かかります。中小零細企業の小売業ではオンライン接客は不可能かと思われてきました。それをいとも簡単にクリアしオンライン接客に取り組む企業も現れてきました。
1948年創業の東京生花株式会社が今回LINEを活用したオンライン接客に本格的に取り組むとのこと。日本の人口の約70%がいまやLINEのアクティブユーザーですから、LINE自体の使い方を説明する必要がないのです。オンライン接客を受けるためには6つのステップだけ。
1.友だち登録
2.接客希望日をメッセージする
3.ビデオ通話で接客
4.接客終了後画像を受け取り検討
5.オンライン決済で購入
6.配送を受け取る
LINEを活用したパーソナルライブコマースでオンライン接客をするというものです。ユーザーにとっても不明瞭な点は少なく、わかりやすいので利用しやすいのではないかと思います。この手法を使えば多くの小売業もオンライン接客が可能になります。ただし、オンライン決済機能をホームページに持たせないといけないこと、配送できる仕組みをつくらないといけないことがネックになることも多いかと思います。とはいえども接客機会を簡単に作れることは凄いことなのではないかとおもいました。この挑戦、今後どうなるのか見ていきたいです。以下東京生花株式会社のプレスリリースより店舗概要と画像を引用。
<店舗概要>
●観葉植物専門店 REN
住所: 東京都港区三田2-17-32ハナモスタジオビル
アクセス: JR 田町駅西口より12分、地下鉄三田駅より12分 地下鉄白金高輪駅より12分
電話番号:03-3456-0871
営業時間:営業時間: 11:00-19:00
定休日: 不定休 営業日はこちら URL: http://www.ren1919.com/blog/?p=3802
URL:http://www.ren1919.com/
事業概要:観葉植物専門店RENでは、「活ける=観葉植物が自らを再生できる」こそ、めざしていく植物の持続可能性であると捉えています。日本独自の感性を切花から鉢植えまで、植物全般に広く捉え直し、社会と植物の最適な関係を追求しています。日本の生育環境に合った観葉植物をセレクトから育て方などのアフターケアまで行い、植物とパートナーのように暮らすライフスタイルを提案しています。 RENの活動が評価され、2011年には植物店として史上初めてグッドデザイン賞を受賞しました。