ジャンカラが京都河原町に駄菓子ショップ「ジャガシ屋」 歌わない“遊び場”で街歩き需要を取り込む
株式会社TOAIが展開するカラオケチェーン「ジャンカラ」は、京都河原町に駄菓子ショップ「ジャガシ屋 京都河原町店」を2026年4月28日にオープンした。店舗は京都市中京区奈良屋町291-3に位置し、営業時間は9時から22時まで。ジャンカラの新規事業として運営していたセルフフラワーショップ「kleine geluk」に続く新たな事業として誕生した。
店内では、小・中・大の3種類の袋からサイズを選び、好きな駄菓子を自由に詰められる。最大5,000円相当の駄菓子が当たる1回500円のガチャガチャも設置し、定番駄菓子やくじ付き商品、当たり付き菓子をそろえる。TOAIは「選ぶ・詰める・当てる」楽しさを味わえる空間として、大人には懐かしく、子どもには新鮮な駄菓子店を打ち出している。
今回の出店で注目されるのは、カラオケチェーンが駄菓子という低単価商材を扱うことそのものではなく、カラオケで培ってきた「遊び場づくり」の発想を、街なかの短時間消費へ切り出している点にある。カラオケは一定時間の滞在を前提とする業態だが、ジャガシ屋は数分でも参加できる。袋を選び、棚を眺め、詰め、ガチャを回すという行為自体が小さな体験になっており、物を買うだけでなく、店内での行動そのものを楽しませる構成になっている。
京都河原町という立地も、この業態と相性がよい。河原町は学生や若年層、ファミリー、観光客が重なる京都中心部の回遊エリアであり、買物や飲食、待ち合わせの前後に短時間で立ち寄れる余地がある。TOAIも今後、週末のファミリー向けイベントや季節・暦に合わせた企画を検討し、学校帰りの学生、観光で訪れた人、地域の家族が楽しめる「新しい遊び場」として価値を高めていく方針を示している。
インバウンドについては、主目的と断定するよりも、立地が持つ広がりとして見るのが自然だ。駄菓子は言葉による説明がなくても、色や形、選ぶ行為で楽しめる。袋に詰める、くじを引く、ガチャを回すといった体験は、訪日客にとっても参加しやすい。京都の土産物店や老舗菓子とは異なる、軽く、写真に残しやすく、持ち帰りやすい日本的な街歩き体験として機能する可能性がある。
TOAIはジャンカラを中心に、オンラインカラオケ、女性専用フィットネス、買物代行、バーチャルレストラン、温浴施設、飲食店、トランクルーム、セルフフラワーショップなど、複数の事業を展開している。今回のジャガシ屋も、その事業ポートフォリオの中で、既存のカラオケ店舗とは異なる接点をつくる試みといえる。
カラオケ店に来店する前後の需要を拾うのか、河原町を歩く人の偶発的な立ち寄りを狙うのか、あるいはファミリーや観光客にも広がる小型体験店舗として育てるのか。ジャガシ屋はまだ小さな一店舗だが、ジャンカラが「歌う場所」から「気軽に遊べる場所」へ事業領域を広げるうえで、京都河原町という街を使った実験的な一手になっている。以下、同社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
■店舗概要
店舗名 : ジャガシ屋 京都河原町店
所在地 : 〒604-8033 京都府京都市中京区奈良屋町291-3
電話番号 : 080-6202-7577
営業時間 : 9:00~22:00
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