GINZA SIXという都市型商業施設の可能性
先日GINZA SIXの建設現場の横を通りかかりました。その規模は驚くほど大きなビルで筆舌し難い規模の商業施設になりそうです。建屋の横を通りかかると物凄い粉塵が銀座6丁目所狭しと舞い上がっていました。当に今つくられている最中でまだまだテナントの工事は始まってはいなさそうでした。年明けすぐに突貫工事で各テナントの内装工事業者さんたちが入っていくことに成るんだと思います。大きな施設ですが、スケジュールがタイトそうなので各内装工事業者さんにとっては大変な工事スケジュールになりそうだと思いました。
さて、この施設は241店舗(物販210、飲食24、サービス7)で、世界最大が4つ、日本初が11、旗艦店が122、新業態が65、銀座発が81,日本最大級が34と規模の面でも最近にない大規模商業施設になることはもちろん、新業態目白押しとなる商業施設になります。ではターゲットは誰になるのか?
この商業施設はいままで松坂屋の顧客をターゲットではなく、三越のお客様を惹きつけるのでもなく、日本橋の百貨店のお客様を吸引するわけでもなさそうです。ここは恐らく2020年のオリンピック、ここ最近のインバウンド拡大化を視野に置いた商業施設になりそうです。日本人顧客というよりも国籍を問わず、ある程度の所得がある人をターゲットにした商業施設になりそうです。というのも同様の商業施設が世界中見渡してもそうそうないからです。
日本でもハイエンドのブランドを扱う商業施設はありますが、ここまで特化して大規模なハイブランドに焦点を絞った商業施設はありません。この商業施設は日本が世界の富裕層にむけて強く発信できる新たな装置になっていくことが予測できます。
以下、森ビル株式会社のプレスリリースより抜粋
銀座エリア最大の商業施設「GINZA SIX」2017年4月20日誕生
世界のGINZAを次のステージへ
ワールドクラスクオリティの241ブランドが集結商業エリア
日本最高の商業地「銀座」に、エリア最大規模で誕生
銀座エリア最大の商業施設面積約47,000㎡(約14,200坪)に、241店舗が出店します。世界のコレクションで注目される旬なブランドが揃い、ここに来れば日本の今がわかる、世界の最新トレンドが体感できる最高の店舗ラインナップを実現しました。銀座の象徴である中央通りに面する全長(間口)約115mには、世界を代表する6つのラグジュアリーブランドが旗艦店として2~5層の大型メゾネット店舗を構え、個性的なファサードにより銀座の新たな顔を創り出します。
ファッション以外にも、暮らしを彩るライフスタイル雑貨や、こだわりのレストラン・カフェなどが揃います。また、上質な空間、メンバーシッププログラム、プレミアムサービス、クリエイティブなアートやイベントにより、充実の時間と体験を提供します。■開業日:2017年4月20日
■商業施設面積:約47,000㎡(約14,200坪) ※共用通路等を含む
■店舗数:241店舗(物販210、飲食24、サービス7)
■フロア構成:
・地下2階 食物販
・地下1階 ビューティ
・1階~5階 ファッション、服飾雑貨、ライフスタイル雑貨、カフェ他
・6階 書籍、レストラン他
・13階(一部) レストラン、バンケット他
■営業時間:
・物販・サービス 10:30~20:30
・飲食 11:00~23:30 ※一部店舗により異なる発信力をもった旗艦店が半数を占める店舗ラインナップ
GINZA SIXには、アイデンティティと発信力をもった241のブランドが出店します。そのうち半数以上の122店舗が、「旗艦店=フラッグシップショップ」です。旗艦店は、どこよりも早く、どこよりも豊富な商品投入、どこよりも上質なサービスを提供する、ブランドにとっても特別な位置づけの店舗です。これは、世界が注目する銀座と、そこに誕生するGINZA SIXへの意気込みの表れです。また、「銀座で新しい挑戦をしたい」と、銀座初出店が81店舗、新業態に取り組む店舗も65店舗集結しました。
GINZA SIXは、ネットでモノを買う時代だからこそ、特別な空間やサービスを体験できるリアルなスペースが、価値を生むと考えます。銀座という特別なポジショニングや旗艦店としての誇りをかけて、全241店舗が、ブランドのフィロソフィーや世界観を存分に発揮しながら、GINZA SIXと共にさまざまな展開や挑戦をしていきます。