Eggs ’n Things、ららぽーと豊洲に出店 お台場に続き東京湾岸でドミナントを強化
EGGS ’N THINGS JAPAN株式会社は、2026年4月28日、「Eggs ’n Things ららぽーと豊洲店」をアーバンドック ららぽーと豊洲にオープンする。店舗は豊洲駅から徒歩圏の大型商業施設内に出店し、海辺の立地を生かしたハワイアンレストランとして展開する。Eggs ’n Thingsは1974年にハワイで誕生し、日本国内ではパンケーキやエッグスベネディクトなどを中心に、朝食からディナーまで利用できるレストランとして店舗網を広げてきた。公式サイトでも、朝食メニューに加えてロコフードやドリンクを提供していることが案内されている。
今回の出店で注目したいのは、豊洲という立地だけではない。Eggs ’n Thingsはすでにアクアシティお台場に「お台場店」を構えており、同店は台場駅徒歩1分、東京テレポート駅徒歩6分の立地で、134席のうち28席をテラス席として運営している。テラス席ではペット連れ利用も可能とされており、東京湾岸の観光・レジャー需要と親和性の高い店舗である。 ららぽーと豊洲店は、このお台場店に続く湾岸エリア内での出店であり、ブランドとして東京湾岸を点ではなく面で押さえる動きと見ることができる。
お台場と豊洲は、同じ湾岸エリアでありながら、来街目的が異なる。お台場は観光、イベント、レジャーの色が濃く、非日常性を求める来街者を取り込みやすい。一方の豊洲は、再開発を経て住宅地として成熟し、ファミリー層の日常利用と休日滞在が重なる街になっている。ららぽーと豊洲は、キッザニア東京、映画館、海辺の景観、飲食機能を備えた滞在型施設であり、買い物だけでなく、家族で長く過ごす場所としての性格を強めてきた。ここにEggs ’n Thingsが入ることで、観光寄りのお台場とは異なる、生活圏に近い湾岸需要を取り込むことになる。
アーバンドック ららぽーと豊洲側の文脈も重要だ。同施設は2026年に開業20周年を迎え、共用部の大規模改修に加え、東京都初出店を含む計31店舗の新店・改装を進めている。三井不動産は、今回のリニューアルについて「次の20年」へ踏み出す第一歩と位置づけ、エンターテインメントを融合させた体験価値の創出を掲げている。 Eggs ’n Thingsの出店は、このリニューアルの中で、海辺の施設らしい飲食体験を補強する役割を持つ。
ハワイアンレストランは、施設の滞在時間を伸ばしやすい業態でもある。パンケーキやエッグスベネディクトは目的来店を生みやすく、ランチ、カフェ、ディナー、休日の家族利用まで利用シーンを広げられる。さらに、豊洲という街では、買い物前後の食事だけでなく、映画、キッザニア、散歩、ペット同伴の外出など、複数の目的が重なりやすい。Eggs ’n Thingsの持つ開放的なブランドイメージは、海辺の商業施設と相性がよく、ららぽーと豊洲の「滞在する施設」としての価値を底上げする。
今回の出店は、パンケーキ店の新規オープンというより、Eggs ’n Thingsが東京湾岸でのドミナントを強める動きとして見るべきだろう。お台場店で観光・レジャー需要を押さえ、ららぽーと豊洲店で居住者・ファミリー・休日滞在需要を取り込む。同じ湾岸でも異なる利用動機を持つ2つのエリアに店舗を置くことで、ブランドは東京湾岸の幅広い消費シーンに接点を持つことになる。
豊洲は、かつての開発地から、暮らしとレジャーが重なる成熟した街へと変わった。ららぽーと豊洲の20周年リニューアルは、その変化に合わせて施設の役割を更新する動きでもある。Eggs ’n Thingsの出店は、その中で、海辺の非日常感と日常利用のしやすさをつなぐ店舗となる。お台場に続く湾岸出店は、ブランドにとっても、施設にとっても、東京湾岸の滞在需要を取り込むための実効性ある一手といえる。以下、同社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
店舗概要
営業時間:10:00~21:00(L.O. 20:00)
定休日:施設に準ずる
住所:〒135-0061 東京都江東区豊洲2丁目4番9号
アーバンドック ららぽーと豊洲 1721区画
TEL:03-5534-8858
アクセス:東京メトロ有楽町線「豊洲」駅徒歩3分/ゆりかもめ「豊洲」駅徒歩5分






