ADAM ET ROPÉ、京都・御幸町通に関西初の路面店 藤井大丸建替え期に街なか回遊を受ける新拠点
株式会社ジュンが運営する「ADAM ET ROPÉ(アダム エ ロペ)」は、関西初の路面形態店舗となる「ADAM ET ROPÉ KYOTO」を2026年5月15日、京都市下京区の御幸町通にオープンする。出店地は「FUJII DAIMARU WEST3」。歴史ある街並みと新しいカルチャーが交差し、感度の高いショップやカフェが集まるエリアに、ファッションを軸とした新たな編集型店舗を構える。
藤井大丸は2026年5月6日をもって全館を一時休業し、建替え工事に入る。2030年度中のリニューアルオープンを目指す一方で、休業期間中も「周辺エリアを活用した街づくり」を進める方針を示している。今回のADAM ET ROPÉ KYOTOは、その流れの中で本館内に閉じていたファッションの発信機能を、御幸町通という街なかの導線へ広げる出店と見ることができる。
京都中心部の商業は、四条河原町、寺町、新京極、御幸町、木屋町といった複数の通りが重なり合い、百貨店や専門店、飲食、カフェ、観光回遊が近い距離で交差している。ADAM ET ROPÉ KYOTOが立地する御幸町通は、館内の目的買いだけでなく、街歩きの途中で立ち寄る消費との相性が高い。関西初の路面形態という点も、単なる売場拡張ではなく、京都の街そのものを背景にブランドの世界観を見せる試みとして意味を持つ。
オープン時には、「The select of ADAM ET ROPÉ」と題し、SALOMONの定番モデル「XT-6」を京都最大規模で取り揃えるイベントを開催する。さらに、AURALEEやSONIA CARRASCOのモアバリエーションイベント、日本のデニムに焦点を当てたセレクトコレクションも展開する。スニーカー、デザイナーズブランド、デニムを組み合わせる構成は、日常性と感度の高さを同時に打ち出すADAM ET ROPÉらしい編集であり、京都の都市型ファッション需要を取り込む狙いがうかがえる。
また、グランドオープン日には京都・木屋町松原のワインとコーヒーのスタンド「sumi」のドリンクを来店客に提供する。これはオープニング施策にとどまらず、地域の飲食カルチャーと連動しながら、店舗を街の回遊の一部として位置づける動きでもある。ファッション単独のショップではなく、周辺のカフェやスタンド、京都らしい路地の空気感と接続することで、路面店ならではの体験価値をつくろうとしている。
藤井大丸は、これまでセレクトショップを主軸とした「ファッション専門大店」として京都中心部で独自のポジションを築いてきた。公式サイトでも、UNITED ARROWSやADAM ET ROPÉなどのセレクトショップを軸に、百貨店からファッション専門大店へリニューアルしてきた歩みが示されている。今回の出店は、その蓄積を建替え期間中に途切れさせるのではなく、周辺街区へ分散させながら継続する動きといえる。
本館の一時休業は、施設にとって大きな空白期間となる。一方で、周辺エリアにショップを展開することで、既存顧客との接点を維持し、四条界隈の回遊を支えることもできる。ADAM ET ROPÉ KYOTOは、ブランド単体の新店であると同時に、藤井大丸が建替え期に街との関係を再編するための受け皿にもなる。館の中で完結していた買い物体験を、御幸町通の路面へ移し替えることで、京都中心部の商業導線に新しい接点を生み出す店舗となりそうだ。以下、同社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
【ADAM ET ROPE’ KYOTO】
■ オープン日:2026年5月15日 (金)
■ 住所:〒600-8039
下京区御幸町通四条下ル大寿町398御幸町ビル1F2F FUJII DAIMARU WEST3
FOR TENANT
商業施設への出店をお考えですか?
全国のショッピングセンター・商業施設への出店情報を無料で受け取れます。希望エリア・業態を登録するだけで、施設側からアプローチが届く仕組みです。
無料で出店希望を登録する →




