玩具市場の成長を背景に「HMVトレカショップ イオンモール成田」新規オープン
玩具市場の好調を背景に、ローソンエンタテインメントがトレーディングカード専門店の新規出店を加速させています。同社は2024年7月26日、千葉県成田市のイオンモール成田内にある「HMVイオンモール成田」店内に、トレーディングカード専門ショップ「HMVトレカショップ イオンモール成田」をオープンすると発表しました。これは「HMVトレカショップ」ブランドの6店舗目となります。
日本玩具協会の調査によると、2022年度の国内玩具市場規模は前年度比106.7%増の9,525億円を記録し、2年連続で過去最高を更新しました。特にカードゲーム・トレーディングカード分野は前年度比132.2%と大きく成長し、572億円増の2,349億円市場に拡大しています。「ポケモンカードゲーム」や「ONE PIECEカードゲーム」、「遊戯王OCG」などの人気タイトルが市場を牽引しており、レアカードの高額取引も話題を呼んでいます。
このような市場動向を受け、ローソンエンタテインメントは2022年11月からトレーディングカードの取り扱いを開始。顧客からの好評を受けて専門店の出店を進めており、今回の「HMVトレカショップ イオンモール成田」の開店はその一環となります。
新店舗では、新品・中古トレーディングカードを中心に、関連グッズの販売や中古買取サービスを提供する予定です。また、店内には対戦スペースも設置され、顧客同士のコミュニケーションの場としても機能することが期待されています。
ローソンエンタテインメントは、トレーディングカード愛好家だけでなく、初心者や家族連れ、さらには訪日外国人観光客など、幅広い顧客層の取り込みを目指しています。成田国際空港に近い立地を活かし、国内外の顧客に向けたサービス提供を行う考えです。
玩具業界全体としては、ロングセラーブランドの多世代化が進み、大人市場が拡大していることも注目されています。少子化の中でも市場拡大の可能性が指摘されており、トレーディングカード市場もその恩恵を受けています。
ローソンエンタテインメントは、「私たちはエンタテインメントを通じて’みんなと暮らすマチ’を幸せにします。」という企業理念のもと、顧客ニーズに応えるサービスと商材の拡充を継続的に進めていく方針です。トレーディングカード専門店の展開は、この戦略の重要な一環として位置付けられています。
今後も玩具市場、特にトレーディングカード分野の成長が続くと予想される中、専門店の展開やサービスの拡充が業界内で活発化する可能性があります。ローソンエンタテインメントの動向は、市場の変化と消費者ニーズの変化を反映した先進的な取り組みとして、業界内外から注目されそうです。以下、株式会社ローソンエンタテインメントのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
HMVトレカショップ イオンモール成田
■住所:千葉県成田市ウィング土屋24 イオンモール成田2F HMVイオンモール成田店内
■営業時間:10:00~21:00
■オープン日:2024年7月26日(金)
■取扱商品:新品/中古トレカ販売、トレカ周辺グッズ、中古買取■対戦スペース:16席
<主な取り扱いタイトル>
ポケモンカードゲーム/ONE PIECE カードゲーム/ユニオンアリーナ/遊戯王/デュエルマスターズ/ドラゴンボールなど