中目黒高架下という新しい可能性
東急と東京メトロが共同で運営開始したのが中目黒高架下。ここ最近中目黒といえば、日本初だったり新業態だったり新しいもの目白押しの町です。その中目黒に新たに新名物高架下700mに渡って商業施設が開業しました。これを商業施設と呼んでいいのか?非常に悩ましいところがあります。というのも中目黒高架下というブランドの下にあるものの一体感が全くない。共同で販売促進を打つというイメージが全くない。1店舗1店舗が目玉のような店舗構成になっている状況。
キーテナントを敢えてあげるとしたら蔦屋書店になるとは思うが、あまり大きくはない。物販テナントは実は4店舗程度しかない。あとはサービスと飲食のみで700mの高架下を作り上げた商業施設になります。なぜこれが出来たのか?モノを買うという行為は中目黒以外でも出来る。大型SCにいけば、amazonを使えば買い物体験はできる。でも、飲食という体験はそこにいかないとできない。
飲食という業態は今後実は益々注目される業態になっていくのではないかと思っています。SNSで洋服買った!といって画像を掲載している人の数よりも、どこかでご飯食べたという経験を掲載している人が圧倒的に多いですよね?それをみたらわかるように、経験をシェアすることを現代の人々は求めているのかもしれません。人から羨ましいと思われたい。そんな消費行動にぴったりな商業施設が中目黒高架下なのではないかと思いました。
飲食店1店舗1店舗が看板メニューがあり、強烈な印象を持つ店舗が揃っています。こういった飲食店集積は今後日本全国に広がっていくのかもしれません。いえ、すでにある飲食街がもりあがりを見せ始めるのかもしれません。
以下東京急行電鉄株式会社からのプレスリリース
~2016年11月、中目黒の「高架下」が生まれ変わります~中目黒駅高架下開発計画の施設名称が「中目黒高架下」に決定
個性豊かな全28店舗の出店テナントを発表!
東急電鉄 2016年9月7日 14時07分
当社は、東京地下鉄株式会社と共同で、「中目黒高架下」(以下、本施設)を2016年11月に開業します。このたび、本施設の名称、ロゴ、および出店する全28店舗が決定しました。
本施設は、東急東横線・東京メトロ日比谷線中目黒駅周辺の高架下空間を約700mに渡って線状に開発するもので、店舗、事務所など全28店舗※(スモールオフィス含む)が出店します。ロゴについては、 「中目黒高架下」の6文字をあしらい、施設の特徴である6本の高架橋脚を表現しました。
中目黒で事業をスタートし、人気の炉端屋「なかめのてっぺん」を創業した株式会社MUGEN(ムゲン)が新たに展開する、のどぐろ・牡蠣・日本酒バル「NODOGUROYA KAKIEMON(ノドグロヤ カキエモン)」や、本社が中目黒にあり、「スープストックトーキョー」を企画した株式会社スマイルズが新たに手掛ける、窯焼き料理とワインの専門店「PAVILION(パビリオン)」など、14店舗が新業態として登場するほか、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が、書籍販売を中心にカフェを併設する「蔦屋書店」や、株式会社トランジットジェネラルオフィスが関東に初出店する、九州で人気のうどん居酒屋「二○加屋長介(ニワカヤチョウスケ)」など、個性豊かな店舗が出店します。
※28店舗中、「toks」と「三菱東京UFJ銀行ATM」は2016年8月16日(火)にオープン済み。本施設では、開発コンセプトとして“SHARE(シェア)”を掲げており、全長約700mに渡る高架橋をひとつの屋根に見立て、個性あるさまざまな店舗が空間を“SHARE”します。「中目黒らしい街の楽しみ方」ができる新しい商店街として、中目黒の新たなカルチャー発信地となることを目指します。
なお、テナントや開業イベントなどの詳細ついては、順次発表します。テナント一覧は別紙の通りです。