城崎温泉に新風:Raison d’êtreが地域と観光客に魅力的なレモンケーキと新商品を提供
人が集まる場所は商業が成り立ちます。その前提として足元の商業人口が集客力の鍵になります。駅前だから人が集まるだろうといっても閑散とした無人駅に店舗を出店してもなかなかうまく行きません。しかしながら、足元人口が無い場所でも商業は成り立つケースがあります。それは観光という切り口です。足元の人口以上の集客力があるのが観光地ならではの強み。観光地だからこそ成り立つ商業というものが存在します。食べ歩き重要とお土産需要。各観光地のこれらの需要は力強く、コロナを超えた今、インバウンドも追い風に羽ばたこうとしています。今回は城崎温泉の新店をご紹介。
城崎温泉は兵庫県豊岡市に位置する歴史的な温泉地で、平安時代以前からその存在が知られています。江戸時代には「海内第一泉」と称され、有馬温泉や湯村温泉と並ぶ兵庫県を代表する温泉地であります。開湯伝説としては、629年にコウノトリが傷を癒していたことから発見されたとされ、717年には仏教僧侶の道智上人が千日間の祈りを捧げて霊湯を湧き出させたと言われています。
江戸時代には多様な商業施設が存在し、藩主や藩士も頻繁に訪れた賑わいのある地でした。明治時代以降も、多くの文人墨客が来訪。1925年の地震での全焼を乗り越え、客足は絶えず、多くの旅館が復興を果たしました。近年では、デジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みが始まり、観光客のデータ分析を行うなど先進的な手法が取り入れられています。城崎温泉はその長い歴史と伝統、そして現代のテクノロジーを活用して、多くの人々に愛され続ける温泉地となっています。
このような地に新たな風を吹き込むべく、SUNZdining株式会社がレモンケーキ専門店「Raison d’être(レゾンデートル)城崎温泉店」をオープンしました。この店は、国産レモンを用いてさわやかな香りと魅力的なフォルムを持つレモンケーキを提供しています。また、同店は2020年に兵庫県姫路市でデビューし、その後全国に15店舗を展開。この城崎温泉店もその一環となります。
店舗デザインは、フランスの街角にあるような焼き菓子店をイメージしており、木目のカウンターや暖色の照明が、親しみやすくも高級感あふれる空間を演出しています。また、観光で訪れたお客様に「城崎温泉のお土産」としても選ばれるよう、健康志向の高いお客様にも対応したグルテンフリー(米粉100%)とトランス脂肪酸フリーの「檸檬饅頭」も新たにラインナップに加えました。
以上のように、城崎温泉の新店「Raison d’être(レゾンデートル)城崎温泉店」は、地域と観光客双方に寄り添った、新たな魅力を提供する店舗となることでしょう。以下、SUNZ GROUPのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
■店舗概要
店舗名 : Raison d‘être城崎温泉(れぞんでーとるきのさきおんせん)店
開店日 : 2023年9月30日(土)
所在地 : 〒669-6101 兵庫県豊岡市城崎町湯島505
アクセス : JR城崎温泉駅 徒歩10分
提供方法 : テイクアウトのみ
定休日 : 不定休(インスタグラムでお知らせ)
営業時間 : 10:00~ (無くなり次第、終了)