完全に定番化するワーキングスペース
2019年から続くコロナ禍で商業環境は明らかに変化を続けている。花形だったリージョナル商業施設やアーバン型商業施設は最早トレンドから外れていき、ネイバーフッド型商業施設に注目が集まっている。遠方から時間消費をするためにその場所に訪れるような場所よりもデイリーで立ち寄れる場所に注目が集まっている。多くのテナントから漏れ聞こえる声は土日に強い場所よりもデイリーで強い場所が望ましい。そんな声も聞こえてきます。
複数の会社から話を聞いているとこのコロナ禍の状況からちゃんと昔のように人が外に出るようになるのは2024年位なのではないかとか、早くても2023年の年末くらいなのではないか?などという話も聞いています。そうなるとこの先数年間は生活圏の消費、生活圏の時間消費にどう向き合うかが課題になっていきます。そんな中でここ数年で定番化していっている業態がワーキングスペースの時間貸し業態。
これまでワーキングスペースと商業施設は被らない。と思われてきたのですがこのコロナ禍の中で生活圏で消費も時間消費もする傾向が高まり、商業施設の中にワーキングスペースがどんどん出店するようになってきています。今回は港北TOUKYU S.C.にコインスペースが出店したという話題。コインスペース株式会社が展開するワーキングスペースのコインスペースが横浜市営地下鉄センター南駅 駅前の商業施設港北TOUKYU S.C.に出店。
同地区はいわゆるベッドタウンでファミリー向けマンションも多く勉強やリモートワークの需要が高いために今回の出店となったとのこと。今後こういったベッドタウンの商業施設には同様のMDは必須となっていくことが想定されます。以下、コインスペース株式会社のプレスリリースより店舗概要と画像を引用。
【店舗概要】
店名:コインスペース 港北 TOKYU S.C.
オープン日:2022年2月5日(土)
場所:港北 TOKYU S.C. 神奈川県横浜市都筑区茅ケ崎中央5-1 A館4階
営業時間:10:00~20:00
料金:30分200円、1日最大1,500円 ※2月21日(月)までオープニングキャンペーンとして1日最大500円で提供
席数:49席
決済方法:クレジットカード、QRコード決済、電子マネー