児島デニムの先に進むメーカー
岡山県倉敷市の繊維の背景はその他の地域と同様にその地域にあった機織りをしていたことに端を発する。その児島が大きく変わったのは明治以降の洋装化に合わせて制服を大量に製造し始めて以来である。全国の男子学生服の大半をこの地区で製造している。有名な学生服メーカーといえば菅公学生服などがあげられる。学生服だけではなく企業ユニフォームなども盛んに製造された地区で、その知識の蓄積により1950年代以降デニム製造にいち早く取り組み現在ではデニムと言えば児島と呼ばれるまでになった。現在では国内のメーカーだけではなく、世界の有名ブランドが児島地区の製造者にジーンズを製造委託していたりする。デニムの児島と名が知れる様になった過程で多くのデニムメーカーが児島地区から輩出されてきた。ウィキペディアに掲載されているだけで、
ビッグジョン – (BIG JOHN)旧:マルオ被服、岡山市のボブソンの創業者はビッグジョン創業者の実弟。
ベティスミス – (Betty Smith)旧:大島被服、ビッグジョン・ガールズ事業部としてジーンズ業界に進出。「ジーンズミュージアム」を運営。
ジョンブル – (Johnbull)旧:カネワ被服
ドミンゴ – (Domingo)旧:内田被服産業
キャピタル – (KAPITAL)
バイソン – (BISON)※廃業
マエノ – (ETERNAL)※2021年3月31日特別清算
ジャパンブルー – (MOMOTARO JEANS、JAPAN BLUE JEANS)
ダニアジャパン – (DANIA JAPAN)
三野産業 – (SAIO)※2020年2月28日破産
ニワ縫製 – (Senio MADE BY 倉敷児島)
HIGH ROCK – (HIGH ROCK)
バンザイ帝国 – (カミカゼアタック)
Klax‐on – (倉敷天領デニム)
正藍屋 – (pure blue japan)
Channel – (graphzero、グラフゼロ)
などのデニムメーカーがある。この中で注目したいのがジョンブル。ジョンブルはもともとジーンズブランドとして知られていたが、1993年に現代表取締役の塚田祐介氏が就任していらい他の児島ジーンズの会社とは異なる事業戦略を展開。デニムにこだわらず、カジュアルウェアのSPA業態の開発、セレクトショップの展開など精力的にこれまで展開されてきた。今回はその株式会社ジョンブルが新業態としてストライド バイ ジョンブルという店舗を渋谷スクランブルスクェア8Fにオープンさせる。ジーンズ、ワークパンツ、オーバーオールなどのボトムスをメインに展開する新コンセプトストアとなるとのこと。ジョンブルのボトムスはスタイリッシュで高質なものが多くのファンから支持されているので今回の出店にも注目が集まります。以下、株式会社ジョンブルのプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
【OPEN】
2021年11月3日(水)【店舗情報】
所在地:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2丁目24−12 8F
TEL:070-3799-8986
営業時間:10:00 – 21:00 (館の営業時間に準ずる)【Instagram】
STRIDE by JOHNBULL 渋谷店(@stride_by_johnbull_shibuya)
https://www.instagram.com/stride_by_johnbull_shibuya/?hl=ja