変わる観光地のMD
観光地はインバウンドでここ10年弱の間賑わっていました。コロナ禍までの間。コロナ禍が進みこれまでの収入源だったインバウンド消費がほぼ0になっていきました。ここで観光地の選択肢は絞り込まれ、固定費を削減してこれまでの方向性を維持するOR業態を変更するの大きく分けて2択になっていきます。後者の業態変更をするといっても簡単なものではありません。物販が飲食へなんてなかなか出来るものではありません。
しかし、これを実現しない限りこれまでインバウンドを主たる売上の源泉としてきた店舗には活路がなくなりつつあります。パンデミックが落ち着いて世界中の人が自由に移動できる世の中がくるまで待てるのであれば、本当にそういう世界が戻ってくるのであればよいのですが、店舗を維持できない店舗が多いのでは無いでしょうか?今回は浅草で業態変更を行った店舗のニュースです。
有限会社時代屋はこれまで手ぬぐいなどの物販を行っている物販店舗を運営されておりましたが、食の物販(テイクアウト型)カフェに業態変更。これまでの店舗名称浅草くるりから浅草大正ロマン館に店名も変更しリニューアル。年内にはカフェの上階に着物レンタル店の大正ロマン館きものをオープンされるとのこと。
浅草という明治大正の香りのする場所に大正ロマンコンセプトのカフェ。これは間違いなくツイッターあたりのアンティーク着物ファンの皆さんの話題になっていき人気になること間違いなしなのではないでしょうか?すべての観光地で出来るわけではなく、浅草だからハマる業態変更だったのではないかと思われます。今後の同社の展開に注目です。以下、有限会社時代屋のプレスリリースより画像と店舗概要を引用。
【浅草 大正ロマン館】
◆所在地:東京都台東区浅草2-2-4
◆アクセス:銀座線浅草駅 徒歩5分、雷門 徒歩2分
◆営業時間:10:00〜18:30 (L.O. 18:00)
◆定休日:年中無休
◆Instagram:@romankan_cafe
https://www.instagram.com/romankan_cafe