地域とつながる商業施設
ここ数年地域と寄り添う商業施設の重要性に気がついている企業が増加している中で実際にどのような手段でどのような方法を使えば地域とつながる商業施設が出来上がるのか?という命題に明確に解答を出している企業は多くはありません。昨日紹介した野村不動産株式会社の新しい商業施設のSoCoLaは地域にあったMDを絞ってキーテナントクラスのテナントをボンボンボンと出店いただくという解答をだしている気がします。
しかしながら、それが全てでは無いというのが本日ご紹介するニュースです。今回は株式会社良品計画が株式会社東武ストアと協業し東武動物公園駅前に新たにOPENする無印良品 東武動物公園駅前のご紹介です。株式会社良品計画はここ数年出店する地域に対して地域を巻き込んだ店舗展開に力をいれており今回も地域の人びとが参加することで出来上がるお店づくりに取り組むようです。
3つの新機能として、「みんなの台所」としてシェアキッチン、「Open MUJI学び舎」としてレンタルスペース、「まちの案内所」として地域情報発信拠点を創設するとのこと。同時に1,200㎡の芝生公園「みんなの広場」の企画運営代行も東武鉄道株式会社から引受、公園で様々な地域住民の方々とイベントを実施するとのこと。
MUJIだからできる試みをMUJIが行うというのはこれまでの流れですが今回は地域の住民の方々が積極的に参加することで出来上がる地域密着型商業施設になりそうです。鍵は地域の皆様をどこまで巻き込めるか?おそらく地方行政や学校などとの連携も需要になるでしょうし、近隣町内会との連携も重要になると思われます。これらを達成するためにはMUJIというブランド+そこで働く人の人間力にも大きく成功するかどうかを依存することになります。
素晴らしいパーソナリティのオーガナイザーが参画し、成功モデルがここで出来上がること楽しみにしています。以下、株式会社良品計画のプレスリリースより引用。
■店舗概要
店舗名 無印良品 東武動物公園駅前
所在地 〒345-0821埼玉県南埼玉郡宮代町中央1丁目2番1号
売場面積 1989.54㎡ (608坪)
オープン予定日時 2021年9月16日(木)
営業時間 9:00~21:00