ららぽーと和泉に「茶薫小籠包」出店 郊外SCの飲食は“フードコート頼み”から本格レストラン強化へ
三井ショッピングパーク ららぽーと和泉に、本格中華業態「茶薫小籠包 ららぽーと和泉店」が2026年7月22日にオープンする。場所は2階レストラン街。注文後にひとつずつ包む小籠包を看板に、麻婆豆腐、角煮、大海老チリソースなどを提供し、家族での食事や仲間との宴会利用まで想定する店舗となる。
今回の出店で見えるのは、郊外型ショッピングセンターにおける飲食機能の再定義である。ららぽーと和泉は2014年10月に開業した大型商業施設で、店舗数は約210店舗、駐車台数は約3,400台。南海泉北線「和泉中央」駅からバス約15分、車では阪和自動車道「岸和田和泉IC」下車というアクセスで、生活圏からの車来館を前提にした広域型施設である。
郊外型SCの飲食は、長らくフードコートが主役だった。買い物途中に手早く食べる、子ども連れでも使いやすい、価格帯も読みやすい。こうした日常利用の受け皿としてフードコートは強い。一方で、滞在時間を伸ばし、週末の外食先として選ばれるには、もう一段上の飲食目的が必要になる。レストラン街に小籠包を中心とした本格中華を入れる意味は、そこにある。
茶薫小籠包は、熟練の点心師が小籠包を包み、蒸したてで提供することを訴求している。豚、エビ、カニ、フカヒレなどの小籠包に加え、動物をモチーフにした饅頭や彩りのある小籠包も用意し、味だけでなく視覚的な楽しさも打ち出す。単に大人向けの中華料理店ではなく、子どもを含めたファミリー客にも対応する設計である。
ここが、ららぽーと和泉との相性を生む。約3,400台の駐車場を持つ郊外型施設では、平日の買い物需要だけでなく、週末に家族で半日を過ごす需要をどう取り込むかが重要になる。施設概要を見ると、レストラン街は平日11時〜21時、土日祝・特定日は11時〜22時まで営業する。フードコートより遅い時間帯まで稼働するレストラン街は、買い物後の夕食、家族の外食、親世代を含めた会食まで受け止める機能を持つ。
2026年春のリニューアルでは、飲食面でも複数の動きがある。フードコートには舎鈴、牛角 焼肉食堂、ゴンチャ、日本橋 天丼 金子半之助が入り、レストラン街には韓美膳と茶薫小籠包が並ぶ構成となっている。フードコートは回転性と日常性、レストラン街は着席型の外食性を担う。茶薫小籠包の出店は、その後者を厚くする動きといえる。
この出店は、観光地型のインバウンド需要を狙ったものではない。和泉中央駅からバス利用、岸和田和泉IC近接という立地から見ても、主戦場は地域生活圏と広域ファミリー需要である。だからこそ、記念日や特別な食事というより、週末の買い物ついでに選べる“少し本格的な外食”としての意味が大きい。
郊外SCは、物販だけで来館理由をつくることが難しくなっている。買い物、遊び、飲食、サービスを組み合わせ、館全体で滞在価値を作る必要がある。小籠包という専門性を持ちながら、ファミリーにも開いた中華レストランの導入は、ららぽーと和泉が日常使いの先にある外食需要を取りに行く一手である。以下、株式会社創業新幹線のプレスリリースから画像と店舗概要と画像を引用。
【店舗概要】
茶薫小籠包 ららぽーと和泉店
オープン予定日:2026年7月22日(水)
住所:〒594-1157
大阪府和泉市あゆみ野4丁目4−7 三井ショッピングパーク ららぽーと和泉2F レストラン街
営業時間:平日 11:00~21:00 ※ラストオーダー(L.O. 20:30)土・日・祝・特定日 11:00~22:00 ※ラストオーダー(L.O. 21:30)
(その他施設の営業時間に準ずる)
FOR TENANT
商業施設への出店をお考えですか?
全国のショッピングセンター・商業施設への出店情報を無料で受け取れます。希望エリア・業態を登録するだけで、施設側からアプローチが届く仕組みです。
無料で出店希望を登録する →






