日本トイザらスが拡大戦略
日本の玩具流通は戦後から有容曲折しながら形を変えながら存在しています。元々は個人店の商店が1980年代くらいまで存在していましたが、GMSの台頭や專門大型店舗の台頭で淘汰されていき、町中におもちゃ屋さんが存在しなくなっていきました。その代わりにロードサイドに専門大型店舗のチヨダ靴が展開するハローマックがまちのおもちゃ屋さんになっていった。そのハローマックも2009年に撤退。全国展開するおもちゃ屋さんといえば日本トイザらスの運営するトイザらスのみになってしまいました。
他方でインターネット通販の拡大、家電量販店のおもちゃ売り場の拡充などがあり、消費者の選択肢は広がり様々な場所・様々な手段でおもちゃを購入できるようになってきました。しかし、商業施設にとっておもちゃは重要な集客要因であり、おもちゃを通じてニューファミリーやご祖父母含めたファイブポケットを館に来館させる仕掛けの一つにもなります。
その数少ないおもちゃ屋さんのトイザらスが出店形態を多様化させ、小型トイザらスをこの度2店舗出店させるというリリースがございました。これまでサイズの問題で出店ができていない地区もあると思いますので、商業施設にとっては良い機会なのかもしれません。今後の小型トイザらスの動向に注目です。
日本トイザらス、新たに小型店を2店舗オープンし出店を拡大
「トイザらス 富士見店」(埼玉)6月22日にグランドオープン、「トイザらス 立川立飛店」(東京)6月29日にグランドオープン – 東京初の小型店
玩具とベビー用品の国内最大級の総合専門店である日本トイザらス株式会社(本社:神奈川県川崎市、以下:日本トイザらス)は、小型店を新たに2店舗オープンし、小型店の出店を拡大します。2018年6月22日(金)に「トイザらス 富士見店」(埼玉県富士見市/「ららぽーと富士見」内)を、6月29日(金)には東京初の小型店「トイザらス 立川立飛店」(東京都立川市/「ららぽーと立川立飛」内)を新規出店いたします。
小型フォーマットの店舗形態は日本トイザらスの将来の成長拡大に向けた施策の一つとして、2016年11月に札幌市とひたちなか市で展開を開始いたしました。翌2017年には堺市と仙台市に計2店舗をオープン、さらに今年3月にも広島にオープンしました。この度の2店舗と合わせて小型店は計7店舗となります。今回出店する小型店舗は、従来の大型店舗(平均売り場面積約2,200㎡)の2割弱から3割程度のサイズとなります。玩具・子ども用品の総合専門店「トイザらス」の玩具専門の小型店として、おもちゃを中心に人気商品から定番商品までトイザらスがおすすめするアイテムを厳選して取り揃えます。店内は、トイザらスのブランドカラーであるブルーで統一した装飾や、実際におもちゃを手に取って遊んでみることができるプレイテーブルを多数設けるなど、おもちゃを通じて遊ぶことの楽しさを体感いただける作りとなっています。
今後も、大型店舗の出店に加え、小型店舗も選択肢に加わり、出店する立地および商業施設により適した形態での出店を進めてまいります。
店舗概要
店舗名称:トイザらス 富士見店
オープン日:2018年6月22日(金)
所在地:埼玉県富士見市山室1‐1313 ららぽーと富士見1F
売場面積:約376㎡
営業時間:10:00~21:00
休業日:施設に準ずる
店舗名称:トイザらス 立川立飛店
オープン日:2018年6月29日(金)
所在地:東京都立川市泉町935‐1 ららぽーと立川立飛1F
売場面積:約744㎡
営業時間:10:00~21:00
休業日:施設に準ずる