オフィスのあり方の変化
この春、大学時代の後輩から連絡があり夕方の18時スタートで飲もうという話でした。翻訳関連の会社で20年近く勤務する彼からそんなことを言われたのは初めてで、転職でもしたのかなと思いながら誘いに応じて会うことにしました。するとこの4月から出社しなくてもいいワークスタイルに変わったのだとか。朝9時にPCにログインして、夕方5時にPCをログオフすればいいのだとか。仕事も日々多様化しているなあと感じました。
働き方が多様化すると人は時間の使い方が多様化していきます。商業施設もその多様化した働き方にあわせた、多様化した消費のカタチに対応していく時代になってきているのではないかと思っていたら、三井不動産株式会社のオフィス部門が時間貸しのワークスペースにプラスで宿泊まで出来る働けるスペースを展開しているとのこと。その時代に応じた空間の使い方に合せた空間を提供することで、その空間の付加価値を最大化するという素晴らしいアプローチだと思いました。
現時点ではオフィスビルのみでの展開のようですが、小規模の非常駐型商業施設であれば同様のサービスは今後可能なのではないかと思わされました。今後ワークスペースと商業施設を結ぶような動きが関東近郊の商業施設で起こり始めてもいいのではないかと思わされました。
以下、三井不動産株式会社のプレスリリースより抜粋。
多様な働き方に応える“泊まれるワークスペース”ワークスタイリングの新サービス『ワークスタイリングSTAY』始動!~5月31日(木)汐留イタリア街にオープン~三井不動産株式会社(所在:東京都中央区 代表取締役社長:菰田正信)は、新しい働き方の実現のため、2017年4月より法人向け多拠点型シェアオフィス「ワークスタイリング」を展開しております。今回、「ワークスタイリング」の新サービスとして、『ワークスタイリングSTAY』を2018年5月31日(木)に汐留イタリア街にて開業します。『ワークスタイリングSTAY』は、「泊まる」・「くつろぐ」・「働く」を一つの空間に揃え、多様化するビジネスシーンに対応し、企業の新しい働き方を実現するワークスタイリング契約法人向けの「泊まれるワークスペース」です。
『ワークスタイリングSTAY』サービスメニュー泊まる東京駅や羽田空港などへのアクセスが良く、出張等の際に安心・上質・手軽な宿泊施設として ご活用いただけます。くつろぐ (ショートステイ)早朝フライト前後やフレキシブルな勤務後の休息などにご利用いただけます。働くブース内での個人作業やオープンスペースでのメールチェックなど、働き方に応じた環境を選べます。「ワークスタイリング」とは「ワークスタイリング」は当社が新しい働き方を実現するために2017年4月に立ち上げた法人向け多拠点型シェアオフィスサービスです。「ワークスタイリング」は、多拠点性に強みを持つシェアオフィス『ワークスタイリングSHARE』、目的や人数、期間に柔軟に対応し、働き方のフレキシビリティを高めるサービスオフィス『ワークスタイリングFLEX』の2つのサービスにて構成、展開しておりますが、今回これにワーカーの様々なビジネスシーンをサポートする『ワークスタイリングSTAY』が加わります。拠点 2018年5月に31拠点展開予定*は「FLEX」併設型 **は「STAY」[都心]八重洲*、霞が関、新宿西口、大崎、品川、渋谷、池袋、汐留、汐留イタリア街**、 豊洲、浜松町、秋葉原、表参道、六本木*、新宿東口、日本橋(2018年5月予定)、 飯田橋(2018年5月予定)、日比谷*(2018年秋予定)[郊外]横浜、船橋、立川、海浜幕張、町田、柏、新横浜、大宮[地方]札幌、仙台、名古屋、梅田、広島、博多当社はビルディング事業において、「その先の、オフィスへ」というステートメントを掲げております。既成のオフィスビルの概念を超えて、新たな付加価値を生み出すことを目指し『三井のオフィス』に集うお客様が、単に「働く」だけでなく、様々なOn Time/Off Timeを過ごし、集う、そんな”新しい生活”の場を提供してまいります。