REZENが京都・新京極の寺院「染殿院」に出店 和モードを物販から文化体験へ広げる京都拠点
株式会社アイジーエーが運営する和モードのユニセックスブランド「REZEN(リゼン)」は、2026年5月2日、京都・新京極に位置する「染殿院」内に新店舗「REZEN KYOTO」をオープンする。REZENの店舗は大阪梅田、東京・原宿に続く全国3店舗目となる。
今回の出店は、単なる京都進出にとどまらない。これまでREZENは、大阪梅田、東京・原宿という若年層やファッション感度の高い都市型商業地で店舗を展開してきた。3店舗目となる京都では、ファッションビルや駅ビルではなく、新京極の寺院空間を選んだ。ブランドが掲げる「Re:Zen(再び禅へ)」というコンセプトを、売場の内装や商品構成だけで表現するのではなく、歴史ある場所そのものを使って体験化する動きといえる。
出店場所となる染殿院は、新京極の中心に位置する寺院であり、リリースでは、時宗の開祖・一遍上人が京都で初めて「踊り念仏」を修した地として紹介されている。REZEN KYOTOでは、この場所性を背景に、物販に加えて茶会や文化体験、音楽イベントを行い、「禅」を現代的に再解釈する発信拠点として展開する。
オープン当日の5月2日には、11時から店舗営業を開始し、17時から茶会、19時からレイブイベント「REZEN RAVE」を開催する。茶会では、アイジーエー代表の五十嵐昭順氏が亭主を務め、裏千家準教授の山羽宗恵氏を迎える。夜のイベントでは、DJ TSUJIのプロデュースにより、「踊り念仏」を現代的に再解釈したレイブイベントを実施する。
店舗では、REZENのアイテムを販売するほか、オープンに合わせて最新コレクションの先行販売も行う。また、アイジーエー創業の地である福井の伝統工芸を、REZENの感性で再解釈した商品展開も予定している。ファッション、伝統工芸、茶会、音楽イベントを同じ場所に重ねることで、店舗を単なる購入の場ではなく、ブランドの世界観に触れる場として設計している点が特徴だ。
新京極は、京都中心部の買物・観光回遊の中にあるエリアであり、国内外の来街者が混在する。REZEN KYOTOは、その導線上で商品を販売するだけではなく、京都という土地の歴史性や観光性を取り込みながら、ブランドの認知を広げる役割を担う。リリースでも、京都を「国内外から多くの人々が訪れる」場所とし、REZEN KYOTOを海外への発信拠点として位置づけている。
商業的に見ると、今回の出店は、和の要素を持つブランドが「和風の商品」を売る段階から、場所・体験・イベントまで含めてブランドを構成する段階へ進んだ事例といえる。HEP FIVEや原宿で都市型ファッションの接点を作ってきたREZENが、京都では寺院という非日常性のある空間を使い、観光客やカルチャー感度の高い来街者に向けて、ブランドそのものを体験させる。
REZEN KYOTOは、京都府京都市中京区新四条上中之町562の染殿院内に開業する。営業時間は11時から21時まで。歴史ある寺院空間に現代的なファッションストアを重ねる今回の出店は、物販店舗の役割が「売る場所」から「世界観を体験する場所」へ広がっていることを示す動きとなりそうだ。以下、同社のプレスリリースから画像を引用。
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