イオンモール神戸北が20周年リニューアルでAI診断ミラーを共用部に初導入 パーソナルカラー熱を施設回遊に変える装置、郊外SCへ
株式会社Innovation Studio(東京都渋谷区、代表取締役:加藤利典)が開発・提供する体験型ミラーサイネージ「+PLUS MIRROR(プラスミラー)」が、2026年3月、イオンモール神戸北(兵庫県神戸市北区、運営:イオンモール株式会社)の共用部に設置された。設置場所は2Fさつきブリッジ。イオンモールの商業施設共用部への導入はこれが初となる。
プラスミラーは、高さ約2m×幅約1.2mの大型筐体に75インチ4KモニターとAIカメラを内蔵した体験型サイネージだ。顔を撮影するだけでフェイスタイプとパーソナルカラーを無料で診断し、全身写真からは骨格ボディタイプやファッションタイプを分析。診断結果は施設内の出店ブランドのレコメンドに接続され、クーポン発行による購買促進も担う。Innovation Studioは2023年9月設立で、「FREAK’S STORE」を展開するデイトナ・インターナショナルの子会社として、同社が蓄積してきた小売ノウハウとDXを組み合わせたOMOソリューションの展開を主力事業としている。
プラスミラーが辿ってきた導入先の変遷が、このツールの広がりを示している。2022年のサービス開始後、ルミネ新宿では2週間の試験設置で5,000名超が体験し休日は1日500名を超える行列を記録。ソラリアプラザ(福岡)では1日の利用者が150名を超え九州初として常設化、りんくうプレミアム・アウトレット(大阪)では2025年3月に関西の商業施設共用部として初導入、ルミネ立川・ララポートクローゼット海老名・RAYARD MIYASHITA PARKへと拡張してきた。今回のイオンモール神戸北は、都市型ファッションビル・アウトレット・都市型複合SCに続いて郊外型総合イオンモールへ到達した初の事例となる。
なぜ今、郊外型SCにこのツールが入るのか。背景には二つの文脈がある。一つは施設側の課題だ。イオンモール神戸北は今回開業20周年のリニューアルを実施しており、約150店舗・敷地面積約11万4,000㎡の施設が目指す方向として「パーソナライズ需要への対応」をGM(ゼネラルマネージャー)が明示している。広域から多様な客層が訪れるモールでは、顧客が「自分に合う店に出会いにくい」という構造的な問題がある。プラスミラーの診断は、その出会いを設計された形で生み出す装置として機能する。もう一つは消費者側の変化だ。パーソナルカラー診断は今やSNS上でも定番コンテンツとなっており、「自分の似合うを知りたい」というニーズはファッションビルのコア顧客層を超えて主婦層・ファミリー層にまで広がっている。郊外型モールの来館者構成と、このニーズが接続するタイミングが来たともいえる。
イオンモールという日本最大の郊外型SC運営者への導入は、プラスミラーの展開可能な市場規模を大きく変える可能性を持つ。全国のイオンモール店舗数は160超にのぼり、仮に今後の横展開が進むとすれば、パーソナルカラー診断を軸とした施設内回遊・購買転換の仕組みが郊外SCの共用部の標準装備として定着するシナリオが現実味を持ち始める。以下、株式会社Innovation Studioのプレスリリースから画像を引用。




