蕎麦と麦酒を軸にした新業態「蕎麦酒 そばえもん」、KITTE名古屋に出店
名古屋駅直結のKITTE名古屋地下1階「BIMI yokocho」に、そば居酒屋「蕎麦酒(そばとビール) そばえもん」が新たに出店する。運営はサッポロホールディングスのグループ企業であるサッポロライオンであり、同社が培ってきた飲食ノウハウとビール提供品質を生かした新たな業態として位置付けられる。
「蕎麦酒 そばえもん」は、蕎麦を主軸にしながら、蕎麦を提供する前の時間を楽しむ「そばまえ」の文化を提案するそば居酒屋である。一般的に日本酒との相性が語られることの多いそばまえに対し、本店舗では麦酒との組み合わせを明確に打ち出している点が特徴だ。サッポロライオンが展開する飲食店舗ならではの視点から、蕎麦とビールという新たな関係性を提示する。
蕎麦は、名古屋の製麺所で製造されたものを使用し、せいろ、つけ蕎麦、温かい蕎麦など幅広い提供スタイルを揃える。蕎麦の味わいを左右する提供温度にも配慮し、食事としての完成度を重視した構成となっている。加えて、そばまえの料理としては、季節の食材を用いた天ぷらや小皿寿司などを用意し、軽い一杯から食事利用まで柔軟に対応する。
料理構成においては、愛知県産の食材やブランド肉を取り入れている点も特徴の一つである。地元食材を活用することで、名古屋駅周辺という広域集客エリアにおいても、地域性を感じられる飲食体験を提供する狙いがうかがえる。観光客や来街者にとっては、名古屋らしさを感じる要素となり、近隣ワーカーにとっては日常使いしやすい店舗として機能する。
出店先であるKITTE名古屋は、名古屋駅直結という立地特性から、平日・休日を問わず高い来街者数を誇る都市型商業施設である。その中でも「BIMI yokocho」は飲食機能を集積したゾーンであり、短時間利用から食事・飲酒まで幅広いニーズを受け止める役割を担っている。「蕎麦酒 そばえもん」の出店は、同ゾーンにおける和食・酒場系の選択肢を拡張するものといえる。
サッポロライオンにとっても、本店舗は単なる新店出店にとどまらず、ビールと和食の新たな関係性を都市型商業施設で検証する拠点と位置付けられる。名駅という高い流動性を持つ立地において、蕎麦と麦酒を軸とした「粋なひととき」をどのように定着させていくかが、今後の展開において注目される。以下、同社のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
【店舗データ】
■店 名:蕎麦酒 そばえもん KITTE名古屋店
■開 店 日 :2025年12月24日(水)
■住 所:〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅1丁目1-1 KITTE名古屋 地下1階「BIMI yokocho」内
■電話番号:052-526-0575
■営業時間:月~木・日 11:00~22:00 / 金・土 11:00~23:00
■規 模:52席(31.74坪/104.92㎡)







