茅乃舎、都内10店舗目を「ニュウマン高輪」に出店 高輪ゲートウェイ再開発の新拠点へ
久原本家(福岡県糟屋郡久山町)が展開する和風調味料ブランド「茅乃舎」は、2025年9月12日に開業する都市型商業施設「ニュウマン高輪」(東京都港区)に「茅乃舎 ニュウマン高輪店」をオープンする。都内10店舗目であり、JR高輪ゲートウェイ駅直結という立地を生かし、日常使いから手土産まで幅広い需要を取り込む狙いだ。
茅乃舎は、福岡の里山にある「御料理 茅乃舎」を原点に、素材の良さを引き出した調味料・食品を全国31店舗と通販で展開してきた。看板商品の「茅乃舎だし」はギフト用途から家庭の常備品まで広く浸透し、都内では東京ミッドタウンや駅直結型の商業施設を中心に出店を重ねている。近年は高付加価値の食物販ゾーンでの存在感を強めており、施設の来館動機形成にも寄与してきた。
今回出店するニュウマン高輪は、ルミネ史上最大規模をうたう新施設で、SouthとNorthの2館構成。再開発の進む高輪ゲートウェイ駅周辺において、大規模商業の中核として位置づけられる。周辺は高級ホテルやオフィスビルが集積し、国内外のビジネス客や観光客の通行が多く、品川駅や泉岳寺駅とも近接している。空港アクセスの利便性も高く、インバウンドや出張客による手土産需要が見込まれる。
新店舗では定番の「茅乃舎だし」をはじめ、各種だしシリーズ、フリーズドライ商品、御飯の素など主要商品を揃える。小型ギフトやプチ土産も用意し、日常の買い物から急な贈答まで対応する品揃えとする。久原本家のポイントサービス「折々の会」の対象店舗として、リピート顧客の囲い込みも図る。
同施設内では、ギフトや生活雑貨に強みを持つ中川政七商店などとの隣接出店も予定されており、上質な日常品・食品を求める高感度層の回遊性が高まる見通しだ。これまで大型商業施設の少なかった高輪エリアで、ブランドの存在感をさらに高める機会となる。
高輪ゲートウェイ駅周辺は今後もオフィス・ホテル・住宅の開発が続き、商業人口の拡大が期待されるエリアである。茅乃舎の出店は、再開発の進展と歩調を合わせながら、新しい生活導線にブランドを組み込む戦略的な一手といえる。以下、株式会社久原本家のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。
店舗概要
【店舗名】茅乃舎 ニュウマン高輪店
【開業日】2025年9月12日(金)
【営業時間】11:00〜20:00
【定休日】ニュウマン高輪の休館日に準ずる
【住所】〒108-0074
東京都港区高輪2丁目21-1 ニュウマン高輪
North1F
【URL】https://www.kayanoya.com/shop/newoman-takanawa/