出店計画書の書き方5 ターゲット
順番的にはマーチャンダイジングの前にこのターゲットというものが確定しておくほうが望ましいのですが、ここでは便宜上ターゲットをマーチャンダイジングのあとで書きます。ターゲットとはマーチャンダイジングを好んで購入してくれるであろう主たる顧客層をさします。一昔前のターゲット層といえば、年齢と性別で区切ったターゲット層で表現をしていました。ターゲット層の生活もイメージして生活シーンまで描写するのもひとつの手段ではあります。例えば、
【雑貨+カフェのライフスタイル提案ショップでのターゲット生活イメージ】
関東近郊住宅地に住む主婦E子は50代半ば。子どもたちも大学卒業し、子育てから完全に開放されている。夫は都内で勤務しているために朝9時から夜21時前後まで家にはいない。お昼過ぎから子どもたちが帰宅するまでの時間がE子の友達たちと交友する時間。E子はいわゆるhanako世代で美味しいものや雑貨には目がない。友達たちとお茶を楽しみ、雑貨を見て楽しむ時間、そういった空間を求めている。
年齢や性別だけではなく、趣味やテイストそしてマインドなどの切り口を考えターゲット層を見つけ出していくことが今の時代のターゲットへのアプローチ方法です。より自社にあったターゲットを見つけるためには想定顧客層の生活シーンをより深く観察しその癖をみきわめていくことが重要になります。
ターゲットがぶれている
ターゲットがあやふや
ターゲットが実在しない
ターゲットを書いてみると意外と上記のような問題が発生する可能性はあります。商業施設ドットコムでは出店計画書の作成サポートの一環でターゲットをつかむリサーチなどもおこなっています。ご興味をお持ちの企業の方はこちらもあわせてご確認くださいませ。