「ららぽーとEXPOCITY」が大規模リニューアル!空の広場拡張や新業態導入で進化する関西の大型商業施設
「三井ショッピングパーク ららぽーとEXPOCITY」が開業以来2度目のリニューアルを迎える。今回のリニューアルでは、関西初出店1店舗、大阪初出店1店舗、新業態2店舗を含む計31店舗が新たにオープンし、施設全体の魅力を大幅に向上させる。また、屋外空間「空の広場」の大幅拡大や、大型デジタルサイネージの導入といった施設全体の環境整備が行われることで、来場者に新たな体験価値を提供する。
リニューアルの目玉の一つは、空の広場の大幅な拡張だ。従来の約1,200㎡から約2,400㎡へと倍増され、人工芝や子ども向けのマウンド遊具、ポップジェットなどが新設される。家族連れが安心して過ごせる憩いの場としての機能が強化されるだけでなく、屋外でのイベント開催やキッチンカーの出店エリアの充実など、多目的に活用できる空間へと進化する。パナソニックスタジアム吹田でのイベント前後の立ち寄りスポットとしての活用も期待され、施設の回遊性向上に寄与するだろう。
さらに、駅側エントランスから店舗エリアへと続く動線上には、28本の柱状デジタルサイネージが新設される。高さ2.6メートルの4面スクリーンによる情報発信は、店舗やイベント情報をリアルタイムで提供するだけでなく、視覚的なインパクトを通じて施設全体のブランド価値向上にも貢献する。商業施設におけるデジタル活用が進む中で、来場者に対する情報提供の在り方を進化させる取り組みとして注目される。
新規・改装店舗のラインナップにも注目したい。関西初出店の「CITENユナイテッドアローズ」、大阪初出店の「Workman Colors」、新業態の「Broken Base」や「肉丼利久」など、多様なジャンルの店舗が集結。ららぽーとEXPOCITYでしか手に入らない限定商品も展開される予定であり、訪れるたびに新しい発見がある施設へと進化する。
また、環境への取り組みとして、施設の屋上に約2メガワットの太陽光パネルを増設。年間約250万kWhの再生可能エネルギーを創出し、商業施設の中でも最大級の環境対策を実施する。これは一般家庭約600世帯分の電力消費量に相当し、三井不動産の掲げる脱炭素社会の実現に向けた取り組みの一環としても意義深い。
さらに、新たに設けられる「(仮称)EXPOCITYホール」は、約2,600㎡の広さを誇る大型展示ホールとして、多様なイベントの開催を可能にする。スポーツ観戦、音楽ライブ、展示会など幅広い用途に対応し、関西圏のイベントスペース不足を補う施設としての役割が期待される。将来的には、東京ドームなど三井不動産グループの他施設と連携したイベントも計画されており、広域的な集客施策としても注目される。
一方で、今回のリニューアルが本質的に施設の競争力向上にどこまで寄与するのかは、慎重に見極める必要がある。例えば、新規出店するブランドの多くは、すでに他の商業施設にも展開しているものが多く、ららぽーとEXPOCITYならではの独自性がどこまで強化されるかが課題となる。また、デジタルサイネージの導入による情報提供の強化が、実際の購買行動につながるのかも注目したい。
とはいえ、今回のリニューアルによって、ららぽーとEXPOCITYが家族連れやショッピングを楽しむ来場者にとってより魅力的な施設へと進化することは間違いない。屋内外のバランスを考慮した快適な空間づくりや、環境対策、デジタル活用の強化など、商業施設としての新たな可能性を広げる取り組みに期待が集まる。今後の施設運営やさらなる進化に注目したい。以下、施設概要と画像を三井不動産株式会社のプレスリリースから引用。
「三井ショッピングパーク ららぽーとEXPOCITY」 概要
所在地 大阪府吹田市千里万博公園 2-1 開業年月 2015年11月 交通 大阪モノレール「万博記念公園」駅徒歩2 分 敷地面積 約172,000㎡(約52,000坪) 延床面積 約223,000㎡(約67,500坪) 店舗面積 (ららぽーとEXPOCITY)
約71,000㎡(約21,500坪) 店舗数 約300店舗 駐車台数 約4,100台 営業時間 物販・サービス・フードコート <平 日> 10:00~20:00
<土日祝> 10:00~21:00
レストラン街
<平 日> 11:00~21:00
<土日祝> 11:00~22:00
※一部店舗では、営業時間が異なります。
※最新の営業時間は施設HPをご確認ください。
運営・管理 三井不動産商業マネジメント株式会社 ホームページ https://mitsui-shopping-park.com/lalaport/expocity/