150年企業の200年に向けた挑戦
日本の企業の生存率ってご存知ですか?帝国データバンクおよび中小企業白書によると10年後の生存率が70%、20年後で50%の生存率となるとのことです。そんな中で100年を超える企業は日本に何社あるかご存知でしょうか?なんと33000社強もあるとのこと。国別比較で見るとなんと1位。200年生存した企業数で見ると1340社こちらも世界1位。日本企業の長寿企業数の多さは目を引きます。長寿企業の特徴としては、一族経営で組織が安定している。堅実な経営をしている。経営理念を継承している。堅実な経営をしているということがよくあげられます。
最後の堅実な経営というところが曲者でなにをもって堅実な経営なのか?というところがポイントになります。私の個人的な解釈ですがステークホルダーと健全な関係性を維持していることになるのではないかと思います。顧客との関係性、取引先との関係性、従業員との関係性、地域社会との関係性どれをとってもバランス良く偏り無く持続可能な状態を維持できていることが重要なのではないかとおもっています。そんな形を体現した長寿企業が今回新規店舗をだされるとのこと。
埼玉県熊谷市の梅林堂は元治元年創業のお菓子づくりの老舗。150年を超える業歴があり、現在埼玉を中心に33店舗を展開する埼玉では有名な老舗企業。今回その梅林堂がなんと新たに4店舗同時に新店を開業するとのこと。思い切った経営判断にも思えますが、ドミナントをしっかりと考えた店舗展開となっており、あきる野市、国立市、福生市、東大和市と東京都下に集中した店舗出店となるとのこと。ランチェスター戦略に則った選択と集中でドミナントを集中させ物流や人的コストを集中させることで効率的に店舗を展開しようとする戦略かと思います。
150年企業の次の50年を築く出店戦略となればいいなあと思いながら、プレスリリースを眺めていた次第でございます。日本に1社でも多く長寿企業が増え、世界戦略に切り替えていって世界に100年企業が羽ばたいていってくれれば日本経済ももう少し元気になっていくのではないかと思っています。株式会社梅林堂の今後の展開に注目です。以下、同社のプレスリリースから新店の概要と画像を引用。
♦出店予定地(今夏よりOPEN予定)
梅林堂秋川店 住所 東京都あきる野市秋川5-9-1
梅林堂谷保店 住所 東京都国立市富士見台1-13-12
梅林堂福生店 住所 東京都福生市加美平2-14-8
梅林堂東大和店 住所 東京都東大和市南街1-9-1 根岸ビル