都市生活者と生産者を結ぶ新たな商業施設の形の誕生
アーティストであり実業家である小林武史氏が社長を務める株式会社KURKKUが新たなコンセプトの施設を千葉県木更津市に開業予定。30ha(約9075坪)の農場を2010年から運営してきた同社のノウハウを活かしたビジネスモデルになります。同社が栽培した有機野菜の栽培をワークショップで楽しみ、その野菜をレストランで食べる参加型の施設になるようです。レストランでは害獣指定されているイノシシなどをジビエ料理としてメニュー化もするそうです。同時にそこでアートを楽しむという機能を追加したものになるようです。
木更津地域に住む人と都心に住む人を有機野菜と食とアートというコンテンツで結び合わせるおもしろい取り組みだと思われます。大規模な人口を抱える地域の周辺では可能性を感じるビジネスモデルのように思われます。株式会社KURKKUの成功に期待をしています。以下、株式会社KURKKUのプレスリリースより抜粋。
これからの人や社会の豊かさを提案する、サステナブルファーム&パーク「KURKKUFIELDS(クルックフィールズ)」が2019年秋、千葉県木更津市にオープン予定!
「代々木VILLAGE by kurkku」を手がける、株式会社KURKKU運営
株式会社KURKKU (本社:東京都渋谷区、社長:小林武史、以下「クルック」)は、2019年、千葉県木更津市にある30haの広大な「耕す」農場を舞台に、新たなプロジェクト「KURKKUFIELDS(クルックフィールズ)」を始動します。クルックとして培ってきた消費や食のあり方を「農業」「食」「アート」の3つのコンテンツを軸にこれからの人や社会の豊かさを提案する、サステナブルファーム&パーク「KURKKU FIELDS」として2019年秋に開業いたします。また、この度の発表に合わせ、6月3日にKURKKU FIELDSのコンセプトムービー、およびwebサイトを公開しました。
更なる詳細につきましては、今後順次、発表していく予定です。KURKKUがお届けする新しいチャレンジにご期待ください。
◼︎kurkkuのあゆみ
2005年に発足以来、kurkkuは「快適で環境に良い未来に向けた暮らし」をコンセプトに生産者の顔がみえるこだわりの食材を使った料理を提供するレストランやカフェの運営からスタートし、2011年には商業施設「代々木VILLAGE by kurkku」、2012年に食品小売りの「food kurkku」、またプレオーガニックコットンを普及するための取り組み「プレオーガニックコットンプログラム」など、生活を取り巻く様々なシーンで新しい消費のあり方を提案してまいりました。
その一方で、生きていくことの基本である「食」を支える農業の実践の場として、2010年千葉県木更津市に「農業生産法人耕す(以下「耕す」)」を設立し「耕す木更津農場」を開場。約9万坪(30ha)の広大な土地からなる農場は「次の世代にも使い続けられる農地」を目指して有機野菜の栽培と平飼い養鶏を9年以上続けてきました。都心から車で1時間程度の場所にある、この広大な「耕す」農場を舞台に、これからの人や社会の豊かさを体感できるサステナブルファーム&パーク「KURKKU FIELDS」として新たな幕開けを迎えます。
◾️KURKKUFIELDSのFARM / FOOD / ART
FARM / 農業
KURKKU FIELDSの魅力の要となる農場。
「次の世代にも使い続けられる農地へ」という考えから有機農業に取り組み、「農業生産法人耕す」として有機野菜の栽培と平飼い養鶏を9年以上続けてきました。KURKKU FIELDSでは、ワークショップや収穫体験などバラエティに富んだメニューをご用意。自然が持つ多様な命の魅力を身近に体験いただけるプログラムを四季折々開催いたします。
FOOD / 食
KURUKKU FIELDSでは、場内で採れる四季旬菜の数々を販売のみならず、窯焼きピッツァや自家製酵母を使った焼きたてのパン、そしてふわふわのシフォンケーキとして召し上がっていただけます。また畑を荒らすなどやむを得ない理由で捕獲された野生のイノシシ等も大切な命としてあますことなく活用し、ソーセージなどジビエ/シャルキュトリのメニューとして提供します。また本州で唯一となる水牛の飼育から手掛けるできたてモッツァレラチーズの提供など、場内の食の魅力を多様なメニューを通してご提供いたします。
ART / アート
太陽を起点として大地が育んでいくこのようなスペクタクルを、五感を使ってシンボリックに表してくれるのがアートです。LEDではなく自然光を使った草間彌生の作品をはじめ、環境と調和したアート作品を農場や敷地の中にさまざまに展示。タイニーハウスの宿泊施設もアートなライフスタイル提案です。
◾️株式会社KURKKU(クルック)について
kurkku(クルック)は、2005年に発足以来、東京を中心にレストランやカフェ、バー、フードストアを展開しています。おいしい・心地よい・環境によいをコンセプトに、生産者の顔がみえるこだわりの食材を使った料理を提供するレストランや、代々木駅徒歩2分にある商業施設「代々木VILLAGE by kurkku」の運営、オーガニックコットンを普及するための取り組み「プレオーガニックコットンプログラム」等を通して、これからの時代のオーガニックな消費や暮らしの在り方を提案しています。