足が速い商業立地に挑む業態
売れる立地といえばどういう立地でしょうか?郊外の商業施設?駅前の商業施設?どんな商業施設が望ましいでしょうか?もちろん業種や業態によって売れる場所は変わってくることは間違いありません。例えば高級住宅街を後ろに抱える商業施設であれば、高級住宅街に住む方の需要がある程度望めるはずですし、ハチャメチャに全面通行量が多い商業施設であればある程度の売上が期待できるかもしれません。取り扱う商品によってそのポイントは変わってきます。ただ、どのテナント企業でも重要視しているのが全面通行量。
しかし、全面通行量がどんなに多くてもヒットしない可能性がある場所があります。それは駅ナカです。なぜならば多くの人が駅ナカや駅前では目的地に向かって進んでいるのでわざわざ足を止めることもありません。全面通行量だけで計算すると相当痛い目に合うのが駅の近くです。では駅の近くで勝つためにはどのような工夫が必要なのでしょうか?その工夫にひとつの答えを導き出したのが株式会社麦の穂。同社はこれまでスイーツの販売で各地でさまざまな業態で展開してきた歴戦の猛者。その同社が今回新橋駅直結のウイング新橋に新業態を出店するとのこと。
ウイング新橋はJR新橋駅、東京メトロ銀座線新橋駅、都営地下鉄新橋駅、ゆりかもめ新橋駅の中間に存在する超交通量が多い商業施設でありながら、ものすごく人の足が速い商業施設。そんな場所に今回同社は新業態のTwo Week Sweetsの1号店を出店。これまで催事のみで展開していたスイーツのコンテンツを2週間毎に入れ替える店舗となるとのこと。2週間毎に入れ替わることで前を通る人の目先を変えることもできる、商業施設側としても変化を常に期待できる面白い業態になりそうです。
これまで催事のみで展開していたスイーツコンテンツとはチーズケーキ専門店「パックンバックンのチーズケーキ」、黒コショウを付けたり、お酒に漬けたり、少し常温に置き温度帯を変えたりと、食べ方が色々楽しめる本格スイーツの「食べ方ショコラ」、世界3大ブルーチーズ【ロックフォール】を贅沢に使用した濃厚なチーズケーキの「ボンショワジール」となるとのこと。これまで株式会社麦の穂が駅ナカや駅近くで展開してきたスイーツ販売の知見がどこまでこの難しい場所で活かせるのか?注目があつまります。以下、株式会社麦の穂のプレスリリースより店舗概要と画像を引用。
● “Two Week Sweets”店舗情報
店舗名 :Two Week Sweetsウィング新橋店
※2022年2月18日(金)グランドオープン
店舗所在地 :〒105-0004東京都港区新橋2丁目 東口地下街1号 ウイング新橋B1
営業時間 :(平日) 10:00〜23:00 (土・日・祝) 10:00〜22:00
TEL :03-6228-5230