趣味時間増加がもたらす「プラモデル市場の活性化」と「TSUTAYA三島店リニューアルの展望」
令和元年のプラモデルの出荷額が241億7100万円とされ、コロナ禍で増加した在宅時間により、創作的な趣味への関心が再燃していることが示されています。その結果、プラモデルの市場は活性化しており、特に2020年3月以降、生産と出荷の両面で上向きの傾向にあります。2021年4月の出荷指数が130.7という記録を見ると、この趣味への投資が増え、市場もそれに応じて成長していることが分かります。
プラモデル業界は、単価が高い製品への移行に成功し、出荷量の減少にも関わらず出荷額は維持、あるいは上昇しています。これは、消費者がより高品質で価値のある製品を求めていることを示しており、プラモデルが単なる趣味を超え、一種のライフスタイルへと昇華している現象と言えるでしょう。また、バンダイナムコグループが「ガンプラ」の生産能力を1.4倍に増強したことや、年間販売額の半分が海外であるなど、国際的な市場でもプラモデルの人気が高まっていることが伺えます。
そういった背景の中で、TSUTAYA三島店が展開する『プラモLABO』の開設は、店舗リニューアルの中核となるプロジェクト。これにより同店は、単なる書籍やエンターテイメント商品を提供する場所から、顧客と直接触れ合い、コミュニティを育成する場所へと大きく変貌を遂げます。リニューアルを通じて、TSUTAYAは、顧客の日常生活に深く根ざした体験価値を提供するという新たな商業の潮流をリードする役割を担うことになります。
『プラモLABO』の導入は、単に趣味の空間を提供する以上の意義を持ちます。これはTSUTAYA三島店が、店舗を単なる物理的な場所ではなく、「創造性」「学び」「交流」が生まれる文化的なハブとして再定義する戦略的な一環です。このリニューアルにより、TSUTAYAはプラモデルという特定のカテゴリーに特化したコンテンツを提供し、顧客一人ひとりが自らの手で創り上げる喜びを体験できる環境を整えています。
この戦略的リニューアルは、プラモデル愛好家のみならず、幅広い顧客層を惹きつけることで、TSUTAYA三島店の商業施設としての価値を大幅に向上させています。更に、『プラモLABO』の設立は、これまでの店舗の姿を一新し、顧客にとっての新しい目的地となり得ることで、店舗への足の運びを増やすことにも寄与します。このリニューアルによって、TSUTAYAは既存のビジネスモデルを再構築し、新しい商業体験を創出するパイオニアとしての地位を確立し、地域コミュニティにおける重要な存在となることを目指しています。以下、カルチュア・エクスペリエンス株式会社のプレスリリースから店舗概要と画像を引用。
店舗概要
■TSUTAYA三島店
住所:静岡県駿東郡清水町 玉川157-1 電話番号:055-981-8151
営業時間:10:00~22:00(年中無休)
店舗URL:https://store-tsutaya.tsite.jp/store/detail?storeId=4137
プラモLABO予約URL:https://labomishima.rsvsys.jp/