新駅効果を狙いトンデミがリニューアル
2020年5月15日、JR東日本は千葉県千葉市美浜区浜田二丁目に新しい駅「幕張豊砂駅」の建設を正式に発表。この計画は、京葉線新習志野駅と海浜幕張駅のほぼ中間、イオンモール幕張新都心の近くに建設された。この駅には京葉線の列車だけでなく、西船橋駅から武蔵野線に乗り入れる列車も停車。
この計画は、イオンが駅を作りたいという要望に応える形で進められた。JR東日本が主体となり設計・施工を行い、事業費の1/6をJR東日本が負担し、残りの5/6は「幕張新都心拡大地区新駅設置協議会」(協議会)が分担することで基本協定が締結。協議会はイオンモール、千葉県、千葉市で構成されており、イオンモールが負担の1/2、千葉県と千葉市が1/6ずつを担当。
JR東日本は通常、請願駅の建設費については原則応じていませんが、この計画ではイオンの要望に資金負担をしてでも応えることに同意。計画地は、鉄道用地の他に、主に県有地(敷地面積:3,000 m2)と市有地のバスターミナル(敷地面積:15,000 m2)が使用されている。
幕張豊砂駅の駅名は、2021年に行われた公募によって決定。2021年6月1日から6月30日までの期間に公募が行われ、10月29日に「幕張豊砂駅」という駅名が決定。幕張豊砂駅の開業は、2023年3月18日。これにより、千葉県内では成田湯川駅以来の新しい駅となり、京葉線内では八丁堀駅、越中島駅、潮見駅以来の新駅となった。JR東日本と協議会の協力により、イオンの要望を受けたこの駅の建設が実現し、地域の交通ネットワークと幕張新都心の発展に寄与することが期待されている。
その幕張豊砂駅に最も近いイオンモール幕張新都心の館はファミリーモールとなる。3階建てでカンドゥー(職業体験ロールプレイングテーマパーク)、アニマルカフェ、モーリーファンタジー、トイザらスとこどもの遊び場、おもちゃ売り場が集積したモールとなっており近年の(といっても20年来の)体験型の店舗が多い館となっている。
その体験型テナントの1つで3Fにある株式会社バンダイナムコアミューズメントが運営する屋内アスレチック施設トンデミ幕張が夏休み直前に大型リニューアル。新エリアの新設と夏休み以降になるが3種類のサービスの導入を行う。新エリアは子供から大人まで遊べる設備が配置され、1つは新感覚エアー障害アスレチックコース、回転するバーを飛んでしゃがんで避ける遊具、たまを転がし画面に表示されるゴールを目指すVRゲーム、好きなポーズで撮影して自分をブロックに見立ててタワーのように積み上げるアトラクションなどが導入される。9月以降はトンデミ貸し切りパーティープランや大人がスキマ時間でトンデミでトランポリンをつかってエクササイズができるトンデミフィットネス、そしてトランポリンの技を子どもたちが覚えられるサービスのトンデミジャンプマスターが開始されるとのこと。
このファミリーモールの体験型、時間消費型のテナント群がこの夏、幕張豊砂駅のメリットをどれくらい活かしてコロナ以降の海浜幕張の商業を作り上げていくか?とても興味深い。以下、株式会社バンダイナムコアミューズメントのプレスリリースから画像と施設概要を引用。
トンデミ幕張 イオンモール幕張新都心店 施設概要
[施設名]
トンデミ幕張 イオンモール幕張新都心店
[公式サイトURL]
https://bandainamco-am.co.jp/others/tondemi/makuhari-shintoshin/
[住所]
〒261-8535 千葉県千葉市美浜区豊砂1-5 イオンモール幕張新都心 ファミリーモール3F
[施設面積]
1,586.2㎡(479.8坪)
[営業時間]
10:00~21:00 ※不定休