新たな商業施設の形が長野で始まる tone village
商業施設のあり方が最近徐々にではありますが変わっていっています。技術の革新なども受けながら変化はしているものの文化や経済の変化も受けて変わりつつあります。そもそも商業施設の定義は文脈や用途によって異なる可能性があります。米国の法律においては、商業施設とは、商業に影響を及ぼす操作を行う、非住宅用途を目的とした民間の施設を指すとされています。ただし、この定義からは特定の施設(例えば、1968年公正住宅法によりカバーされる施設や特定の鉄道関連施設など)が除外されています。日本の文脈では、商業施設は商品やサービスの販売・提供を目的とする施設とされています。一般的には複数の店舗が一つの物件に入居する施設を指すことが多いですが、そのタイプは多岐にわたり、明確な定義はないとされています。
日本における商業施設といったときの一般的な事例としては以下のようものが挙げられます。
ショッピングモール: 大型の商業施設で、複数の店舗が集まっています。専門店、アパレルショップ、電化製品店、書店、レストランなどが一つの建物やエリアに集まっています。例:イオンモール、ララポート、三井アウトレットパークなど。
デパート: 多くの専門店やブティックが集まる大型の商業施設。高級品から日常品まで、さまざまな商品を取り扱っています。例:三越、高島屋、大丸、伊勢丹など。
スーパーマーケット: 食品を中心に日用品を販売している商業施設。例:イトーヨーカドー、ライフ、マルエツなど。
コンビニエンスストア: 24時間営業の小型の商業施設で、食品、日用品、雑誌などを販売しています。例:セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートなど。
専門店: 特定の商品やサービスを提供する店舗。例えば、家電量販店(ビックカメラ、ヨドバシカメラ)、書店(紀伊國屋書店、文教堂)、アパレル店(ユニクロ、ザラ)など。
複合施設: 複数の機能が一つの施設に統合されたもの。ショッピングモール、映画館、レストラン、フィットネスクラブ、オフィスなどが一つになっています。例:六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、渋谷スクランブルスクエアなど。
飲食ビル:居酒屋やレストランそしてバーなどの飲食店が複合的に出店し飲食に特化したビル。
しかし最近ではこれにとらわれない商業施設が地方で次々と生まれていっています。地方の商業デベロッパーや企画会社が自ら複合的なサービスを運営し商業施設を作り上げる事例が増えてきています。本日ご紹介するのは長野市の株式会社アプリコットデザインが企画運営する複合施設『tone village』をオープンしたというニュースです。それぞれのらしさ溢れる日常を。」をコンセプトとした、カフェ・スクール・トリミングサロン・ネイルサロン・デザイン事務所が集う、コミュニケーションの交差点的な施設。4つの機能で構成される同施設。1つ目はデザイン会社ならではのアプローチで スキルアップや自身の価値向上につながる「デザイン講座」や「ブランディングセミナー」など、実践的な講座を開催できるスクールの機能。しっかりごはんを食べたい時も、友だちとおしゃべりしたい時も、仕事に集中したい時も。どんなシーンにもフィットする、ちょうど良くて心地好い空間となるカフェ機能。ペットとの生活を楽しめるようにトリミングサロンの機能。そしてネイルサロンの機能の4つの空間で作り上げられています。
これまで商業施設はデベロッパーが作り、テナントが借りるのが当たり前だったものを1つの会社が企画からサービス提供まですべて行うという小規模商業施設が今後も増えてくるのではないかと思っています。今後の株式会社アプリコットデザインの複合施設『tone village』に注目です。以下、同社のプレスリリースから施設概要と画像を引用。
tone village
長野県長野市青木島町大塚901-2
tone village https://tone-village.com/