少子高齢化時代の新たな健康支援拠点 – 医・食・健康を一体化した複合施設が府中市に誕生
調剤薬局運営の株式会社メディックスは、2024年12月2日、東京都府中市に複合型健康支援施設『しんわメディパーク東府中』を開設する。同施設は、調剤薬局を基盤としながら、タニタカフェとコラボレーションしたイタリアンレストラン、健康状態の可視化と改善支援を行う健康ラボを融合させた新しい形態の施設となる。
創業から50年以上にわたり薬局事業を展開してきたメディックスは、「地域社会への貢献」と「国民の健康向上」を企業理念に掲げ、薬剤師の専門性を活かした地域密着型のサービスを提供してきた。今回の複合施設開設は、従来の調剤薬局の枠を超え、ウェルネスの観点から健康管理や予防医療、疾病の再発防止に取り組む新たな試みとなる。
施設名称の「しんわメディパーク」には、地域に根差した「しんわ薬局」の信頼性と、「メディックス」が持つ医療・健康支援の専門性を結びつける意図が込められている。「パーク」という表現には、医療施設の枠を超えて誰もが気軽に立ち寄れる場所を目指す姿勢が表れている。
施設内のイタリアンレストラン「メディバル×タニタカフェ」では、野菜を豊富に使用したヘルシーメニューと本格窯焼きピッツァを提供。健康志向の利用者だけでなく、健康管理に関心の薄い層にも、自然と健康的な生活習慣を取り入れるきっかけを提供する。
「しんわラボ」では、健康状態の可視化と改善支援を実施。常駐する管理栄養士による食生活や睡眠改善のアドバイス、定期的な健康講座やイベントの開催を通じて、地域住民の健康増進を支援する。また、調剤薬局では従来の医薬品提供に加え、オンライン服薬指導や電子処方箋にも対応し、利便性の向上を図っている。
この複合施設は、少子高齢化が進む現代社会において、多様化する健康ニーズに応える新しい形の健康支援拠点として注目される。医療、食事、健康管理を一体化させたアプローチにより、地域住民の健康的な生活を総合的にサポートする取り組みとして、業界内外から期待が寄せられている。株式会社メディックスのプレスリリースから画像を引用。