商業施設でかかる費用とは?
商業施設に出店する際に普通に不動産を借りる感覚でいると大失敗します。商業施設は単なる不動産ではなく、複数の店舗が商業施設に同居し、共同で販売促進を行います。そのために、路面店でかかっている費用以外にかかる費用があります。例えば
1.共益費
共益費は面積割で計算される場合が多いと思います。商業施設の維持管理費用はどうしてもかかるものです。共用部の空調・照明・清掃から修繕まで幅広く維持管理コストがかかります。この費用を出店者も面積割で負担するというものです。普通のマンションでもある費用なので違和感はあまりないと思います。
2.販売促進費もしくは販促負担金
共同で販売促進をおこなう為に支払う費用です。これは面積割の場合と固定費用のところの2パターン存在します。テレビCMから駅の広告まで様々な広告を商業施設は出稿します。その際の費用を皆で負担し合うというものです。
3.ポイント費用負担
多くの商業施設でポイント制度がありますが、ポイント負担はデベロッパーと折半してお客様に付与します。ポイントを利用された場合は現金としてそのまま計算する場合とポイント費用を換金する手数料的なものがかかる場合などもあります。
4.退店費用
契約を途中で解約する場合は、中途解約の違約金が必要になりますし、店舗を原状復旧しないといけません。原状復旧費用については後継のテナントを引き連れて内装を居抜きでつかってもらうのであればかからない場合もありますが、基本的には原状復旧費用は必ずかかります。
こんな具合に様々な形で商業施設はコストが必ずかかります。その半面で集客力があり、路面店よりも確実に購買意欲・消費意欲の高い消費者が全面を通行してくれます。商業施設には売上が爆発的に飛躍する可能性はお大きいです。しかし、路面店ではかからない費用がかかることも事実です。自店でかける販促費用よりも安く、確実に人が集まるのであればそれはオトクな経費だと考えることもできます。
デベロッパーごと、施設ごとに費用の項目や計算の方法は違います。ここはどうなのかな?と思われる方は是非一度弊社までご連絡下さいませ。